■ハラスメントが否定されても必要な会社の対応とは■

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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!

発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年11月19日 Vol.6156
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■喪中の人に贈り物はできるのか■
(続きは編集後記で)

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■ハラスメントが否定されても必要な会社の対応とは■
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■ハラスメントが否定されても必要な会社の対応とは■
「社員からハラスメントの訴えがあったが、調査では事実が
確認できなかった」。中小企業ではよくある場面ですよね。
ただ、ここで「事実がないから何もしなくてよい」と判断し
てしまうと、思わぬリスクになることがあります。

例えば、訴えた社員が「会社は何もしてくれなかった」と感
じ、退職やメンタル不調につながるケースがあります。裁判
でも「事実の有無にかかわらず、安心して働ける環境づくり
への配慮は必要」とされた例があり、会社の姿勢が問われま
す。

まずは相談段階で丁寧に状況を聞き取り、必要に応じて配置
転換やフォロー面談を行うなど、社員の不安に寄り添う対応
が大切です。こうした小さな配慮が信頼関係を守ることにつ
ながりますよね。

また、社員が「納得できないので労災申請をしたい」と申し
出ることもあります。この場合、会社は妨げることはできま
せん。労災の判断は労基署が行うため、申請自体は本人の権
利として尊重する必要があります。

そして、労災申請時には会社の「意見欄」を記入することが
求められる場合があります。この際は、事実関係を淡々と記
載することが重要です。例えば「社内調査では○○の事実は
確認できなかった」「本人には定期的にフォロー面談を実施
した」など、感情を排し、確認した事実のみを正確に書きま
しょう。評価や推測を書きすぎるとトラブルの火種になりか
ねません。

「事実がなかったから終わり」ではなく、「どう支えるか」
を考えることが会社の役割です。まずは今日、相談対応と労
災申請時の社内手順を見直すところから始めてみてください。

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編集後記
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■喪中の人に贈り物はできるのか■

喪中の相手にお中元やお歳暮を贈ってもよいかは、
意外と迷うところです。まず知っておきたいのは、
「お祝いごとではない贈り物なら問題ない」という
考え方です。お中元やお歳暮は本来お祝いではなく、
日頃の感謝を伝えるための贈答なので、喪中であって
も控える必要はありません。

ただし、四十九日前など深い悲しみの時期には、
先方への気遣いから控えるのが無難です。その場合
は時期をずらして「寒中見舞い」として贈る方法が
よく使われます。包装も華やかさを避けて、落ち着
いた雰囲気に整えると安心です。

相手の状況に心を寄せながら、思いやりの気持ちを
形にする。これが喪中の相手への贈り物の基本姿勢
といえるでしょう。

出典:『大人の常識力大全』青春出版社

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