【継続雇用】賃金を下げることは不利益変更か?

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    11月に鹿児島でセミナーを開催します      
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久しぶりに東京を離れてセミナーを開催します。
11月は鹿児島市内で開催します。
東京のセミナー参加をあきらめていらっしゃった方はご検討ください。
鹿児島市での次回の開催の予定はありません。

1.就業規則  → http://nakagawa-consul.com/000005.html
2.賞与制度  → http://nakagawa-consul.com/000003.html
3.退職金制度 → http://nakagawa-consul.com/000004.html
4.賃金制度  → http://nakagawa-consul.com/000002.html

 

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2011年10月15日号   VOL.927
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造幣局ではペンダントも作っているのですね。

(続きは編集後記で)

 

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 【継続雇用】賃金を下げることは不利益変更か?
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中川 こんにちは。

社長 こんにちは。
   Aさんのことについて相談します。

中川:はい、なんでしょうか?

社長:Aさんは11月末で定年退職となります。
   定年後も働いてもらうことを考えています。
   その場合、賃金を下げたいのですが不利益変更となりますか?

中川:定年は何歳ですか?

社長:60歳です。
   Aさんは11月に60歳になります。

中川:退職金はどうするのですか?

社長:退職金は払います。

中川:そうですか。
   であれば、60歳で一旦退職してもらって
   翌日から新入社員として入社することになりますね?

社長:そう言われればそうですね。

中川:定年後は仕事内容は違うのですか?

社長:いいえ、同じです。
   それもあって賃金を下げるのは不利益変更となるので
   ダメなのかと思って質問をしています。

中川:結論を言えば、給料を下げてもOKです。
   その理由は、一旦雇用契約が終了し、新たな雇用契約を
   結ぶわけですから、それが条件となるからです。

社長:そういうことですか。
   新しい賃金で働きたくなければそのまま
   退職をすればいいですね。

中川:そうです。

社長:でも、法律は65歳まで雇用しなければならないでしょう?
   賃金を下げることは実質的には雇用したくないからだと
   勘ぐられませんか?

中川:勘ぐられるかどうかは分かりません。
   法律では65歳まで雇用することになっていますが、
   無条件で雇用しなければならないことではありません。

社長:つまり、賃金を下げることが原因で退職することはOK?

中川:そうです。
   雇用契約は双方の同意で成立します。
   本人がイヤだというのであれば雇用義務はありません。

社長:でも、65歳まで雇用していませんが...。

中川:それとこれは別です。
   定年後も勤務を希望する従業員を65歳まで雇用する
   のであって賃金が低いから働きたくないという従業員まで
   ムリヤリに働かせることではありません。

社長:定年後は給料を下げるのは一般的ですか?

中川:いろいろですね。
   中川は賃金を見直すこと(実質的には下げることになります)を
   お勧めしています。
   しかし、賃金を下げない会社も多いですね。

社長:では、やはり賃金を下げない方がいいですかね?

中川:それは社長のお考えですからお好きにしてください。
   賃金を下げる理由は高齢であることと、年金受給があること
   からです。

社長:では下げます。

(中川コメント)

60歳の定年後の雇用は労働条件を見直すことを推奨しています。
定年後の賃金の決定については下記セミナーで詳しく説明をしています。

http://nakagawa-consul.com/000051.html

なお、現在新しいDVDを作成中です。
お届けするのは来月になりますがよろしければお申し込みください。
http://nakagawa-consul.com/dvd-1.html

今日はここまで。では、またあした。

 

 

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    ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています      
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ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています。
→ http://form.mag2.com/stewiobour

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    就業規則の見直しをしましょう      
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見直しのポイントは、
1.社員と、もめごとを起こさない予防策が織り込んであること
2.問題社員に「ビシ!」と言える作り方をしていること
3.権利ばかり主張する自分勝手社員に毅然とした態度ができること
です。
→ http://nakagawa-consul.com/000005.html

 

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    編集後記      
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造幣局ではペンダントも作っているのですね。

紙幣は国立印刷局で印刷され、貨幣は造幣局で鋳造されます。
お金以外では印刷局では切手が有名ですが、造幣局では勲章や記念メダルを
はじめペンダント、ネクタイピン、カフスボタンなど金属工芸品なら
たいていのものを作っています。
(おもしろ雑学552より)

では、また明日お会いしましょう!!

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☆発行責任者 有限会社中川式賃金研究所 所長 中川清徳
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