【年金】先送り(繰り下げ)したらたくさんもらえるのか?
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11月に鹿児島でセミナーを開催します
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久しぶりに東京を離れてセミナーを開催します。
11月は鹿児島市内で開催します。
東京のセミナー参加をあきらめていらっしゃった方はご検討ください。
鹿児島市での次回の開催の予定はありません。
1.就業規則 → http://nakagawa-consul.com/000005.html
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳 2011年10月21日号 VOL.933
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いちごは野菜なのですね。果物かと思っていました(^_^;
(続きは編集後記で)
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【年金】先送り(繰り下げ)したらたくさんもらえるのか?
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中川 こんにちは。
社長 こんにちは。
年金について教えてください。
中川:はい、なんでしょうか?
社長:60歳から厚生年金がもらえますね?
中川:一応もらえます。
社長:「一応です」とは意味深ですね。
中川:年金はいろいろな条件が絡み合うので単純ではないからです。
でも、いろいろな条件を話し出すと何のことはわからなく
なります。
専門家である中川は年金に自信がありません。
そのくらい複雑だと言うことです。
社長:わかりました。
で、年金をもらえるのに後でもらうというと、後でもらう
年金が増えると聞きました。
つまり先送りすると年金をたくさんもらえると。
中川:そうです。
社長:私もそろそろ60歳になります。
しかし、社長の報酬は高いので年金はもらえないと言われています。
それであきらめていました。
中川:良くある話です。
厚生年金保険料は目一杯とられて還元されませんしね。
社長:で、次期社長は私の息子にします。
あと、5年で勇退します。
だから、60歳からもらえる年金を65歳からもらうと
先送りしたのです。
中川:65歳になったらどうするのですか?
社長:会長となって悠々自適と。
中川:給料は?
社長:小遣い程度でいいです。
年金を目一杯もらいたいので。
中川:なるほど、グッドアイディアと思っているでしょう?
社長:そう、我ながら天才かと。
中川:...。
社長:どうしました?
黙り込んで。
中川:あのう、60歳から65歳までの年金は先送りしても意味がないです。
社長:でも、先送りしたらもらっていない分だけあとで増えると
聞きました。
それは当然でしょう?
中川:年金を先送り(繰り下げ)したらもらうときに年金が増えるのは
65歳以降にもらえる年金の話です。
60歳からもらえる年金は先送りしても増えません。
つまり、もらえるものならもらわないと損だということです。
社長:どうして同じ年金なのにそんな差別があるのですか?
ひょっとして社長の年金を払いたくない陰謀ではないですか?
中川:そうですね。
たくさん保険料を払っておきながらそれはないですよね。
後継者が育たなくて60歳以降も働いている経営者は多いですからね。
そういう経営者は年金をもらうことをあきらめています。
社長:そうだ!そうだ!
陰謀だ!
中川:あのう、厚生年金は65歳からしかもらえないのです。
社長:はぁ?いきなりなんですか。
当社の社員で定年退職した人は60歳からもらっていますよ。
中川:現在60歳から65歳までに支給されている年金は
特別支給の年金なのです。
社長:なんですか、その特別支給とは。
中川:昭和16年4月1日以前に生まれた人は60歳から年金が
もらえます。
しかし、それ以降に生まれた人は65歳からしか
年金がもらえません。
社長:でも、60歳からもらっていますよ。
中川:60歳を急に65歳に変更すると国民が謀反を起こすでしょう。
それで、当分は特別に支給することになっています。
現在の厚生年金は特別なのです。
社長:それがどうかしましたか!
中川:何を怒っているのですか。
制度がそうなっているので説明しているのです。
私に当たらないでください。
で、話を戻しますが、60歳から65歳までの年金は
特別な年金なので先送り(繰り下げ)の制度がないのです。
社長:そういうことですか。
だったら、もらわないと損ですね。
中川:そうです。
でも、社長は報酬が高いので年金がもらえません。
社長:ふーう。
結局もらえないのか。
私の人生はなんだったのだろう?
中川:年金ばかりが人生ではないでしょう?
社長:それはそうですが...。
(中川コメント)
繰り下げ(年金をもらう年齢を本人が先送りすること)をすると
年金をもらうとき(本人の申請する年齢でもらえます)に年金額が増えます。
ただし、これは65歳以降に受給する年金です。
60歳から65歳までの年金は繰り下げはできません。
これは国民年金も同じです。
今日はここまで。では、またあした。
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就業規則の見直しをしましょう
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見直しのポイントは、
1.社員と、もめごとを起こさない予防策が織り込んであること
2.問題社員に「ビシ!」と言える作り方をしていること
3.権利ばかり主張する自分勝手社員に毅然とした態度ができること
です。
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編集後記
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いちごは野菜なのですね。果物かと思っていました(^_^;
全国農業協同組合連合会(JA全農)に聞きました。
一般に、野菜はいろいろな部分を食べるのに対して、果物は実だけを食べるの
が特徴です。
例えばキュウリやエンドウは実、ダイコンやゴボウは根、キャベツやレタスは
葉というように、野菜の食べる部分はさまざまですが、果物は必ず実です。
また、野菜は一年生か二年生の草で、収穫が終わると畑を片付けて次のもの
を作りますが、果物は多年生の木で同じ木で何年も、時には何十年も収
穫を続けられるのも大きな違いです。
これに基づくと、スイカやイチゴは野菜に分類されます。ただ、水分が多く
甘みもあるため、店先では果物と同じように扱われています。
また自治体などの統計でも、野菜になったり果物になったりまちまちのようです。
(雑学特ダネ新聞 より)
では、また明日お会いしましょう!!
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