【労災】認定される基準はなにか?
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■ 経営者、管理職のための信頼される人事考課のしかた
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弊社は「人事考課は主観でよい!」と提唱しています。
人事考課は主観でしか評価ができません。
しかし、それに甘えて、自分の好みだけ、自分の好き嫌いだけで人事考課を
されては、従業員はたまったものではありません。
主観で決めるとしても評価にはルールがあるのです。
そのルールを知らないで主観で人事考課をしては不信感ばかり募(つの)り
結果的に労務管理がギクシャクすることになります。
人事考課の基礎を身につけることで従業員との信頼関係をよくしていきま
しょう。
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳 2016年3月15日号 VOL.2606
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透明人間は物を見ることができない円!?
(続きは編集後記で)
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【労災】認定される基準はなにか?
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中川 こんにちは。
社長 こんにちは。
労災認定について教えてください。
中川 はい、どんな内容ですか?
社長 労災はどのような基準で決まるのですか?
中川 どうしてそんな質問をするのですか?
社長 昼休みに社員がサッカーをしていてケガをしました。
休憩中なので労災ではないと思い、そのままにしました。
そこでふと疑問が起きました。
中川 どんな疑問ですか?
社長 昼休みでも会社にいるのです。
その場合は労災になるのかという疑問です。
中川 昼休みは従業員が自由に行動できるものです。
したがって、その行動によるケガは本人の責任です。
つまり、会社には責任がありません。
労災を適用しなくてよいのです。
社長 であれば、仕事中であれば労災ですか?
中川 はあ?
仕事中にサッカーをしていてケガをした場合ということですか?
それは微妙ですね。
サッカーは仕事とは無関係ですから、労災とはなりません。
しかし、仕事中に手待ち時間にサッカーをしていてと
いうことは会社の管理責任が生じます。
社長 仕事中だからですか?
中川 そうです。
この判断は難しいです。
社長 では、どうすればいいのですか?
中川 労働基準監督署に正直に報告して判断を仰ぐのが良いでしょう。
社長 なるほど。
であれば、労災は勤務時間中に起きたことは全部労災と
考えればいいのですね?
中川 違います。
さきほどの仕事待ち時間にサッカーをしてケガをした場合も
労災にならない可能性が高いです。
たとえば、仕事中に脳溢血で倒れケガをしたとします。
この場合は労災とはなりません。
社長 ええ!
混乱してきました。
中川 脳溢血は本人の健康が原因で起きたものです。
仕事とは関係がありません。
だから労災とはなりません。
社長 へえ、仕事中だから労災になる、昼休みであれば労災ではない
という単純なものではないのですね。
中川 そうです。
たとえば、昼休みであっても会社の設備の不具合でケガを
した場合は労災になります。
社長 へえ、どんな場合ですか?
中川 たとえば、廊下(ろうか)が老化(ろうか)しているばあいです。
社長 それはオヤジギャグといって嫌われます。
中川 偶然です。
で、話を戻しまして、廊下が老化で傷んでいて、昼休みに
歩いていたら板が折れてケガをしたような場合です。
昼休みですから仕事中ではありませんが、会社の環境によって
ケガをしたばあいは労災になります。
社長 ふーん。
難しいですね。
「迷ったら労基署に聞くこと」が結論ですね。
中川 ピンポーン。
(中川コメント)
労災認定は労基署がします。
認定の基準は業務起因性があることです。
業務起因性とは仕事にかかわっていて被災したばあいのことです。
迷ったら労基署に相談しましょう。
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定年延長での悩みは、賃金をどう決めたら良いか、管理職などは役職を
そのままでいいのかということです。
賃金の決め方でやってはいけないのは、定年の時の給料の80%とか70%と
決める方法です。
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管理職の給料は、一般社員とは違った決め方をしなければ、労務管理は、
うまくいきません。
法律改正がありました。
平成25年3月31日までに労使協定を締結した方がよいということにも触れて
いますが、それは使えなくなりました。しかし、給料の決め方については
大変参考になります。
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編集後記
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透明人間は物を見ることができない円!?
H-G・ウェルズに『透明人間』というSF小説があるが、あなたは透明人間
になりたいと思ったことはないだろうか。透明人間になって銭湯の女湯に入
り、女性の裸をたっぷ一りながめる。そんなことを思った人もいるだろう。
だが透明人間になったとしても、そんなことはできない。透明人間は物を
見ることができないからである。物質が透明になるということは、その物質
が光を通し、さらに光の屈折率が空気の屈折率と同じでなくてはならない。
光の屈折率が空気のそれと違っていると、物は透きとおって見えても、それ
がそこにあることが分かる。
透明人間は目も透明であり、目が透明であるということは、目も空気と同
じ光の屈折率でなくてはならない。そうすると光は屈折せずに日を通り抜け
でしまい、網膜の上に像を結ばない(網膜も透明なので通過してしまう)。し
たがって、透明人間は物を見ることができないわけである。
(話のネタ・雑学の本 幻冬舎文庫より)
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賃金制度の診断をいたします
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