【賃金】残業時間を過少申告している

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「同一労働同一賃金と残業規制強化への対応」セミナー 24,000円(税別)
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    13時30分~16時30分(3時間) 
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    13時30分~16時30分(3時間) 
→   http://nakagawa-consul.com/seminar/109_web.html
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【セミナー副題】
・家族手当をパートにも払う時代がやって来る?
・迫られる「手当」と「基本給」見直し
・働き方改革関連法案が成立したことへの対応
さて、「同一労働同一賃金」を争点にした最高裁判決が出ました。
「定年後の継続雇用の賃金を下げる、非正規従業員の賃金格差」が違法か
どうかの判決です。
争点は諸手当でした。
そこで示された判決から従来の考えを改める必要がでてきました。
正規と非正規との間の「均等待遇」と「均衡待遇」の実現が今後の課題に
なりそうです。
それにより、諸手当の見直しが話題になりそうです。
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳  2018年11月30日号 VOL.3860
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その傾向は、とくにキャリアの短い若手社員にこそあります
(続きは編集後記で)
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 【賃金】残業時間を過少申告している
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
   Aさんについて相談です。
中川:はい、なんでしょうか?
社長:Aさんの先月分の残業時間が少なすぎるので、理由を聞いたら
   本来ならもっと短時間に終わるべき仕事だったらというのです。
中川:御社はどのようにして労働時間を把握しているのですか?
社長:出勤簿です。
   出退勤時刻を手書きさせています。
中川:上司から残業時間を削減するようなプレッシャーがあったのでは
   ありませんか?
社長:それはありません。
中川:どうして本来なら短時間で終わるべきだったとAさんは判断した
   のでしょうか?
社長:エクセルのデータ分析で使うマクロを改修していたら
   不具合が生じて、それを直すのに時間がかかったからだというの
   です。
   それを直すのは基礎知識があれば短時間でできるのですが、
   わからなかったから、ネットや本を調べながらしたからだそうです。
   本来はそれほど時間がかからないはずなので、残業をした分を
   きっちり申請するのはおかしいと思ったらと言うのです。
中川:なるほど。
   しかし、効率が悪かったとしても仕事をしたのは事実です。
   労働時間として扱うべきです。
社長:しかし、Aさんは自分の責任だから申請しないと言うのです。
   本人がいらないと言えば払わなくてもよいですか?
中川:それはダメです。
   たとえば、労働基準法では残業は25%以上の割増賃金を払わなければ
   なりません。
   その25%分はいらないと言っても、労働基準法で定められていますので
   割増賃金を払わなければなりません。
   それと同じ考え方です。
社長:わかりました。
中川:今後は困った場合は周囲の助けを求めることを助言したらいいでしょう。
(中川コメント)
本人が自主的に残業時間を過少申告した場合、そのまま割増賃金を
払うのは違法となります。
労働した分は賃金を払う義務が事業主にはありますから。
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    編集後記      
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その傾向は、とくにキャリアの短い若手社員にこそあります
会社の仕事は、だいたい2割は「やらなくてもいい仕事」です。
会社の仕事には大して重要でもない雑用や、悪しき伝統ともいえるムダな
作業がはびこっているからです。
一方で、「本当にやるべき重要な仕事」もまた2割しかないのです。
問題は、人は「やるべき仕事」を選ぼうとすると、あれもれこれも「やる
べきだ」「重要だ」と考えがちなことです。
その傾向は、とくにキャリアの短い若手社員にこそあります。
経験が浅ければ仕事の全体像をつかむのは難しいものです。
自の前にある仕事は、何もかもがやるべき、大切な仕事に見えるのは仕方
ありません。
だからこそ上司が指導し、「捨てる仕事」を決めるよう教えるのです。
最初に「少なくとも2割は捨てる」と決めてから計画する、いわば戦略的
計画立案です。
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