中途採用が多い会社にピッタリする退職金制度の見直をお手伝いします。

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務
畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業
経営者のために語る
作者: 中川清徳  2019年12月6日
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「お願いだから、お母さんを困らせないで!」
(続きは編集後記で)
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 中途採用が多い会社にピッタリする退職金制度の見直をお手伝いします。
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・事務員の退職金が2千万円でがくぜんとする社長
従業員50人のA社でのことです。
事務員さんが勤続40年でめでたく定年退職することになりました。
なんと退職金が2千万円以上になります。社長はびっくりです。
「こんなはずではなかった...」と天を仰ぎ大きなため息。
事務員さんは自分の退職金が2千万円以上になることを知っており定年退職を
楽しみにしていました。
事務員さんは経理担当だったのです。
自分の退職金を退職金規程に基づき計算をして社長に計算書を見せたのです。
・どうして2千万円の退職金になったのか
A社の退職金は基本給に勤続年数別支給率を掛けて退職金を計算しています。
昇給すると基本給が上がり、昇給する分、退職金が増加する、しかも勤続年
数が増えるほど、支給率が高くなるような仕組みになっています。
勤続が長い社員ほど退職金が高くなる、それも定年退職前の10年間でうなぎ
のぼりに増える仕組みになっています。(実は多くの企業がこのような制度
です。)
これは大企業の退職金制度のものマネです。
退職金が2千万円にもなることに社長が気づかなかったのは定着率が良く
なかったからです。
平均勤続年数は4年足らずなので、勤続年数が浅く退職金額が負担にならな
かったので問題意識がありませんでした。
A社での定年退職は事務員さんが初めてだったからです。
定年退職者が出て初めてあわてました。
・さらに大きな問題が発生
話は事務員さん一人の問題だけに終わりません。
これから10年間で定年退職する社員の退職金がいくら必要なのか計算して、
さらにびっくり。
退職金を払うと、利益がふっとび、大幅な赤字になることが予想できました。
気がついてみると最近は退職する従業員が少なくなり、定年退職予備軍が
目白押しだったのです。
・やっと一人前になったと思ったら辞められて悔しい思いをする
中小企業は定着が悪いですね。
平均勤続年数が4年足らずという会社が少なくありません。
3年かけてやっと一人前にしたと思ったら気まぐれに辞められる。
それも忙しい時期に平気で辞める。
経営者はたまったものではありません。
そのようなけしからん退職者がでないような退職金規程にすべきです。
・解決方法は?
そもそも、退職金制度は何のためにあるのでしょうか?
退職金制度は勤続年数が長くなると退職金が増える仕組みになっています。
勤続が長くなると退職金が減るという会社は見たことがありません。
ここに退職金の本質があるのです。
勤続が長くなると退職金が増える目的は、長期勤続の奨励です。
つまり、退職金制度は従業員を引き止めするものです。
経営者の本音は辞めて欲しくない従業員と辞めて欲しい従業員がいます。
辞めて欲しい従業員にはそれなりの退職金で良いのです。
そのような視点からすると
  退職金=退職時基本給×勤続年数別係数
は退職金の目的からはずれています。
それを解決するためにポイント制退職金制度が流行していますが、それは
大企業向きであり、中小企業が導入すべきではありません。
退職金制度の見直しをお勧めします。
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    編集後記      
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「お願いだから、お母さんを困らせないで!」
◆コーチング先生・神谷和宏の「子どもが動く一言」第三回
「お願いだから、お母さんを困らせないで!」
 これは、教え子の綾香さんが中学校卒業文集に残したものです。綾香さ
んの家庭でのやりとりがよくわかります。綾香さんの心の変化が感動的で
した。
 私は、小学校の頃からずっと、お母さんを悩ませていました。
 休日、お母さんに「綾香、ご飯を運ぶの手伝って!」と言われても、弟
はさっさとお手伝いしますが、私はスマホばかりいじって無視をしていま
した。
 また平日の夕方、お母さんが帰ってきたときも同様でした。
「ねえ、お洗濯物取り込んでくれる?」と言われても、
「今日は部活動で疲れたから、やりたくない」と口答えばかりしていました。
 夕方、テレビを見ながらお菓子を食べても、ジュースを飲んでも、
「食べ終わった袋はきちんとゴミ箱に捨てて!」と注意されると、私はふ
てくされて「ハイ、ハイ、わかりました」と気のない返事をしていました。
 中三になったある日の夕方、お母さんは私を台所に呼びました。そして、
次のように言いました。
「綾香は、『部活で疲れた、もうやりたくない』などといつも言っている
けれど、上のお姉ちゃんや弟も、綾香と同じようにやりたくないと思って
いるはず。でも、二人はきちんとやってくれているんだよ。綾香は真ん中
のお姉ちゃんだけれど、五歳の弟にやらせて恥ずかしいと思わないの?」
「お願いだから、お母さんを
困らせないで!」
 お母さんの顔を見ると、目から涙が出ていました。私は、一瞬「ハッ」
としました。その瞬間、私は今までどれだけお母さんを困らせたかを思い
出しました。私も涙が出てきました。言葉では言えませんでした。私は
「なんてバカだったんだろう」と心でずっと悔やみました。
 以前の私は、お母さんの一言一言が「うざったい」と思っていました。
塾の帰りに、ちょっとコンビニに立ち寄って、友達とおしゃべりをして
遅くなったからといって、毎日のように叱りました。それには「もう、
うざい」としか思えませんでした。「友達は叱られないのに、なんで綾香
のお母さんはこんなにうるさいの?」と反発していました。
 しかし、ある日「母さん、綾香の帰りが十一時過ぎても、ご飯も食べず
に、ずっと心配して待っているよ」とお姉ちゃんに言われました。私は
お母さんに「今まで何度も何度も困らせてしまっていた」ことを思い出し
ました。「自分の子どもだから、心配になって、怒ったりするのがお母さ
んなんだ」と思いました。それから、塾が終わっても、まっすぐ帰ること
にしました。
 この日以来、私はいつもお母さんの気持ちを考えるようになりました。
お手伝いも自分からやろうと思っています。
 卒業を迎える今では、十五年間、健康で元気に生きてこられたのは、
お母さんがいたからだと思っています。時には、厳しく叱ってくれ、私が
賞を取ったときなどは、自分のことのようによろこんでくれました。そん
なお母さんに感謝して言います。今こうして、無事に卒業をします。大嫌
いで、うざったいとしか思わなかったお母さん。私は、世界で一番大切な
人と思っています。
 私が大人になり、子どもが生まれたとき、お母さんのように時には厳
しく叱り、子どもの健康を一番に考えられるようになりたいと思います。
 お母さん。私のようなわがままで大変で迷惑ばっかりかけた子どもを、
大切に自分の命のように育ててくれて、本当にありがとう。
 私がこれから恩返しできることは、高校でしっかり勉強をして、良い
大人になることです。いつか、ちゃんと親孝行できるように成長し、お
母さんのように自分の考えや意見をはっきり言えるようになるからね。
私をお母さんの子どもにしてくれて、本当にありがとう。この「お願い
だから、お母さんを困らせないで!」の言葉は、私の一生涯の教訓とし
て心の中に残っています。
(プチ紳士からの手紙 より http://giveandgive.com/)
https://www.sanspo.com/geino/news/20190912/prl19091212020108-n1.html
↑ プチ紳士からの手紙 主幹の志賀内泰弘様の新書です。
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