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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務
畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業
経営者のために語る
作者: 中川清徳 2020年12月10日
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何とかなるから ※すみません。長文です。
(続きは編集後記で)
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[退職金制度のコンサルティング]
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[担当] 中川清徳 中川式賃金研究所所長
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・事務員の退職金が2千万円でがくぜんとする社長
従業員50人のA社でのことです。
事務員さんが勤続40年でめでたく定年退職することになりました。
なんと退職金が2千万円以上になります。社長はびっくりです。
「こんなはずではなかった...」と天を仰ぎ大きなため息。
事務員さんは自分の退職金が2千万円以上になることを知っており定年退職を
楽しみにしていました。
事務員さんは経理担当だったのです。
自分の退職金を退職金規程に基づき計算をして社長に計算書を見せたのです。
・どうして2千万円の退職金になったのか
A社の退職金は基本給に勤続年数別支給率を掛けて退職金を計算しています。
昇給すると基本給が上がり、昇給する分、退職金が増加する、しかも勤続年
数が増えるほど、支給率が高くなるような仕組みになっています。
勤続が長い社員ほど退職金が高くなる、それも定年退職前の10年間でうなぎ
のぼりに増える仕組みになっています。(実は多くの企業がこのような制度
です。)
これは大企業の退職金制度のものマネです。
退職金が2千万円にもなることに社長が気づかなかったのは定着率が良く
なかったからです。
平均勤続年数は4年足らずなので、勤続年数が浅く退職金額が負担にならな
かったので問題意識がありませんでした。
A社での定年退職は事務員さんが初めてだったからです。
定年退職者が出て初めてあわてました。
・さらに大きな問題が発生
話は事務員さん一人の問題だけに終わりません。
これから10年間で定年退職する社員の退職金がいくら必要なのか計算して、
さらにびっくり。
退職金を払うと、利益がふっとび、大幅な赤字になることが予想できました。
気がついてみると最近は退職する従業員が少なくなり、定年退職予備軍が
目白押しだったのです。
・やっと一人前になったと思ったら辞められて悔しい思いをする
中小企業は定着が悪いですね。
平均勤続年数が4年足らずという会社が少なくありません。
3年かけてやっと一人前にしたと思ったら気まぐれに辞められる。
それも忙しい時期に平気で辞める。
経営者はたまったものではありません。
そのようなけしからん退職者がでないような退職金規程にすべきです。
・解決方法は?
そもそも、退職金制度は何のためにあるのでしょうか?
退職金制度は勤続年数が長くなると退職金が増える仕組みになっています。
勤続が長くなると退職金が減るという会社は見たことがありません。
ここに退職金の本質があるのです。
勤続が長くなると退職金が増える目的は、長期勤続の奨励です。
つまり、退職金制度は従業員を引き止めするものです。
経営者の本音は辞めて欲しくない従業員と辞めて欲しい従業員がいます。
辞めて欲しい従業員にはそれなりの退職金で良いのです。
そのような視点からすると
退職金=退職時基本給×勤続年数別係数
は退職金の目的からはずれています。
それを解決するためにポイント制退職金制度が流行していますが、それは
大企業向きであり、中小企業が導入すべきではありません。
退職金制度の見直しをお勧めします。
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編集後記
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何とかなるから
独立して間もないある日、たくさんの注文を頂いた私は二日間徹夜で
品物を仕上げ、納品に向かいました。お盆のさ中で高速道路は大渋滞。
睡眠不足で閉じそうになる目を何度もこじ開け、出口まで来た時...、
「ドーン」という音と頭の痛み、胸の苦しさが、私の目を覚ましました。
一瞬眠ってしまった私は、追突事故を起こしてしまったのです。
車を降りて、「すいません」と何度も謝りました。ふと気が付くと、
「独立したばかりで」とか「二日間寝てなくて」などと、聞かれもしない
のに一生懸命に話している私。気が動転していたのだと思います。
警察の現場検証が終わり、壊れた車から荷物を降ろしていると、
被害者の方が近づいて来られました。そして、
「車動かんのやろ、納品どうする? 載せて行ったろか?」
と言われるのです。私は耳を疑いました。
「い、えい、え、そんな申し訳ないですから...」
と言う私に、
「ええから、荷物載せろや」
とその方。トランクが凹んだその車の助手席で恐縮する私に、「ワシも
なあ、独立した時、苦労したんや」「まあ、何とかなるから」と、
その方が声を掛けて下さつたのです。私の肩をボンボンと叩きながら。
その途端、私の目からは滝のような涙が...。こみ上げるものを抑えられず、
しまいには声をあげて泣いていました。
申し訳なきと、これからの不安で張り詰めた私の気持ちが、
この一言でどれだけ救われたことか。この方は建設会社の社長さんでした。
私の姿が、若い頃のご自分に重なって見えたそうです。送っていただいた
お陰で、何とか納品時間に到着。しかし、お客様の前で荷物を開けた時、
その場が凍りつきました。
二日間徹夜で作った品物が、事故の衝撃でグシャツと変形しているのです。
私はへたりそうになりながら、「すぐ作り直してきます...」と言うのが
精一杯。
お客様は荷物をのぞき込みながら、
「まあ、直しながら使えるやろ。それより大丈夫か? 大きなたんこぶ
作って」
と品物よりも私を心配して下さいました。
そして、「車が無かったら納品困るやろ? ちょっと待っとき」と車を
回して来られ、「車が直るまで、これ、使うたらええわ」と言って
下さるのです。
「そんな、申し訳ないです...」
と恐縮する私に、「ええから乗っとき」の優しいお言葉。
帰り際に車へ乗り込んだ時、「頑張りゃ!」「何とかなるから」と
言いながら、お客様が私の肩をポンポンと叩いて下さったのです。
私は、またも、こみ上げるものを抑えられず、その場で大泣きして
しまいました。このお客様も、若い頃独立してお店を立ち上げ、苦労された
そうです。温かく背中を押して下さる優しさが心に泌みました。
私にとって感謝してもしきれない、ありがたい救いの手。
それが二度も続けて差し伸べられた奇跡。おかげでヨチヨチ歩きの仕事が
何とか続けられました。
そして、お二人の恩人から掛けていただいた、忘れられない言葉、
「何とかなるから」。今も、苦しい時や辛い時、私を支えてくれる大切な
一言です
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