◆今月の経営格言 岩崎彌太郎(三菱財閥創業者)
[Web双方向セミナー]全国どこでもあなたの席がセミナー会場!
[題名] パワハラ・セクハラ撲滅セミナー
[講師] 中川清徳 中川式賃金研究所所長
[日時] 11月 9日(火)13:30~16:30
12月 2日(木)13:30~16:30
1月17日(月)13:30~16:30
[料金] 24,000円(税別) 26,400円(税込)
[申込] https://nakagawa-consul.com/seminar/088_web.html
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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳 2021年11月14日 VOL.5043
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目の前の現実に集中する
(続きは編集後記で)
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◆今月の経営格言 岩崎彌太郎(三菱財閥創業者)
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◆今月の経営格言
「事業は必成を期し得るものを選び、一旦始めたならば
百難に撓(たわ)まず勇往邁進して、必ずこれを大成
しなければならぬ」
岩崎彌太郎(三菱財閥創業者)
出所:「日本のリーダー名語録 優れた指導者に学ぶ
決断力 明治・大正・昭和」(PHP研究所)
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冒頭の言葉は、
「事業を起こそうと志すならば、成功の目算がたつものを選び、
一度手をつけたら、たとえどんな困難に遭遇しても乗り越え、
成功をつかみとらなくてはならない」
ということを表しています。
貧しい家に生まれながらも、幼いころから学才に恵まれていた
岩崎氏は、江戸留学を経て土佐藩に戻り、藩の重臣吉田東洋
(よしだとうよう)氏や後藤象二郎(ごとうしょうじろう)氏
から才能を認められて藩内で頭角を現していきました。
1867年、岩崎氏は土佐藩の殖産興業組織「開成館」の長崎出張
所勤務を命じられ、外国商人を相手に、最新式の武器や艦船の
購入、土佐藩物産の販売に携わることとなります。また、当時、
長崎を拠点として政治活動を行っていた海援隊の坂本龍馬と
出会い、さまざまな面で海援隊の活動を支えました。この長崎
滞在中に、岩崎氏は国際感覚を磨いて交渉術を学び、土佐藩に
おける経済担当者として大いに実力を発揮しました。
やがて、世の中では倒幕に向けた流れが大きく加速し、1868年、
王政復古の大号令によって幕府が倒されて明治政府が成立しま
した。明治維新後、岩崎氏は大阪へ移り、開成館大阪出張所で、
外国商館を相手にした取引や諸藩への資金の貸し付けなどを
担当しました。その後、開成館大阪出張所は九十九商会と改称
されます。
1871年、廃藩置県によって土佐藩が解体されると、岩崎氏は
九十九商会を活動の基盤として実業界に転じました。岩崎氏は
九十九商会において中心的な役割を果たし、1873年には自身が
経営の全権を握って九十九商会の後身の三川商会を三菱商会と
改称しました(その後、三菱蒸汽船会社、郵便汽船三菱会社
などに改称し、三菱財閥の源流となります。以下「三菱」)。
三菱は藩から払い下げられた船舶で海運事業を展開し、政府が
民間の三井などの事業家と共同で設立した海運会社「日本国
郵便蒸汽船会社」との間で激しい競争を繰り広げることとなり
ます。
こうした中、1874年、外交問題の紛糾から、日本は台湾出兵に
踏み切ることとなりました。出兵に際して、政府は英国や米国
の海運会社に兵員や食糧の輸送を要請しましたが、直前になっ
て協力を断られたため、急きょ輸送用の外国船を購入し、半官
半民の企業である日本国郵便蒸気船会社に兵員や食糧の輸送を
要請しました。
しかし、同社は兵員や食糧の輸送を行っている間に三菱に顧客
を奪われることを恐れ、政府の要請に対して煮え切らない対応
を取り続けました。このため、政府はやむを得ず岩崎氏に兵員
や食糧の輸送を要請しました。
三菱にとって、台湾出兵に際しての政府の要請は、ともすると
経営の危機にもつながりかねない重大な問題でした。しかし、
岩崎氏は「国あっての三菱」との言葉とともに、政府の要請を
受け入れることを決断しました。
岩崎氏の決断を受け、政府は計10隻の外国船を購入し、その
運航を三菱に委託しました。こうして、三菱は兵員や食糧の
輸送に全力を尽くし、台湾出兵における輸送任務を見事に完遂
しました。
台湾出兵の成功により、三菱は政府より委託を受け、政府所有
の船舶を自由に使用できるようになりました。このことにより、
三菱は大きく躍進して沿岸航路の競争に復帰しました。一方、
政府の信頼を失ってしまった日本国郵便蒸汽船会社は、三菱に
大きく水をあけられ、1875年には解散に追い込まれることと
なりました。
後に、岩崎氏は次のような言葉を遺(のこ)しています。
「人間は一生のうち、必ず一度は千載一遇の好機に遭遇する
ものである。しかし凡人はこれを捕へずして逸してしまふ」
人生には、一度は「千年に一回」ともいうべき大きなチャンス
が訪れますが、たとえそのチャンスが訪れたとしても、普通の
人はそれに気付かずに見逃してしまいがちです。しかし、常に
事業の大成を狙っていた岩崎氏は、台湾出兵を千載一遇の大き
なチャンスと見抜き、そのチャンスを生かすべく、大きく躍進
して成功をつかんだのです。
ひとたび事業に取り組んだならば、必ず成功を期さなくては
ならない。常にそうした強い意志を持ち続けることで、チャンス
が訪れたときにそれを生かし、成功をつかむことができるのです。
【本文脚注】
本稿は、注記の各種参考文献などを参考に作成しています。本
稿で記載している内容は作成および更新時点で明らかになって
いる情報を基にしており、将来にわたって内容の不変性や妥当
性を担保するものではありません。また、本文中では内容に即
した肩書を使用しています。加えて、経歴についても、代表的
と思われるもののみを記載し、全てを網羅したものではありま
せん。
【経歴】
いわさきやたろう(1835~1885)。
土佐国(現高知県)生まれ。儒学者安積艮斎(あさかごんさい)
の私塾で学ぶ。
1869年、開成館(土佐藩の殖産興業組織)大阪出張所に異動。
1870年、九十九(つくも)商会(開成館大阪出張所の事業を
引き継ぎ、土佐藩士によって設立された私商社)社主就任。
1873年、三川商会(九十九商会の後身)を三菱商会と改称
(その後、三菱蒸汽船会社、郵便汽船三菱会社などに
改称し、三菱財閥の源流となる。本稿では「三菱」)。
【参考文献】
「日本のリーダー名語録
優れた指導者に学ぶ決断力 明治・大正・昭和」
(武田鏡村、PHP研究所、2007年4月)
「岩崎弥太郎と三菱四代」
(河合敦、幻冬舎、2010年1月)
「明治の巨人岩崎弥太郎」
(砂川幸雄、日本経済新聞出版社、2011年8月)
(中川コメント)
本日の記事は弊社が有料会員となっている「中小企業福祉
事業団」が提供する情報を転載しました。
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[題名] 社員と、もめごとを起こさない就業規則の作り方セミナー
[配布] レジメ89ページ 資料120ページ
[講師] 中川清徳(中川式賃金研究所 所長)
[料金] 38,000円(税別) 41,800円(税込) 人数不問
[日時] 11月19日(金) 10時00分~16時30分(5.5時間)
12月14日(火) 10時00分~16時30分(5.5時間)
[申込] https://nakagawa-consul.com/seminar/005_web.html
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編集後記
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目の前の現実に集中する
老人とは、年をとって苦しんでいる若者ではないし、人が死ぬと
いうことは、生きている人が死の世界に入ることでもない。
だからこそ、死について悲嘆にくれることができるのは生きて
いる人だけであり、不幸の加減をうんぬんできるのは、幸せな
人だけである。
つまり、実を言えば、人は自分の問題よりも他人の間題に対する
ほうが、より気が回るのである。それは欺瞞というわけではない
が、その結果、人生に対して間違った見方をしてしまい、気を
つけないと人生を台なしにすることになりかねない。
持てる知識と力のすべてをかたむけて、目の前の現実に集中
すべきである。悲劇のまねごとなどをしている場合では
ないのだ。
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[題名] 賃金制度の見直のお手伝いをします
[担当] 中川清徳 中川式賃金研究所所長
[期間] 1か月~3か月程度
[見積] 15万円~45万円程度
[申込] https://nakagawa-consul.com/inquiry/index.html
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ご注意
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このメルマガは、わかりやすさを重視していそのため、
用語の使い方、表現の仕方等が不正確な場合があります。
むつかし法律条文をわかりやすく説明するために正確な表現を
犠牲にしています。正確な情報を記載しょうとすれば、
お役所の文書と同じになります。結局わかりにくい記事になり、
役に立ちません。
正確な情報を期待される方には、その期待にお応えできません。
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