【年金】減額される
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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳 2012年1月29日号 VOL.1033
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「人並み」とは落第と同じ(森鴎外)
(続きは編集後記で)
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【年金】減額される
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
新聞で読みましたが年金が減額されるそうですね。
どうしてですか?
中川:法律でそうなっているからです。
社長:年金暮らしの人は大変だろうがガマンしろ!と法律に書いてあるの
ですか?
中川:そんな書き方をした法律は見たことがありません。
分かり易いですが...。
社長:でも、年金しか収入のない人は困るでしょう。
中川:そうですね。
年金は国民年金と厚生年金が代表的なものです。
社長:年金はいくらもらえるのですか?
中川:国民年金は月に6万5千円くらいです。
社長:それでは生活が大変ですね。
中川:厚生年金はサラリーマンだった場合にもらえる年金です。
サラリーマンであっても厚生年金に加入していないと
もらえませんので、人によりさまざまです。
社長:おおよそどのくらいですか?
中川:加入40年で月額10万円くらいです。
社長:ということは合わせると16万5千円ですか。
これは苦しいですね。
中川:配偶者も国民年金をもらえます。
夫婦であれば23万円になりますね。
社長:それだけあれば贅沢をしなければなんとか。
中川:しかし、中小企業の従業員は厚生年金への加入期間が
少ない人が多いのです。
だから、多くの方はそんなに年金をもらえません。
社長:老後の生活が苦しいですね。
それに追い打ちをかけるように年金の減額ですか。
それが法律で決まっているとは悪法ですね。
中川:そうともいえません。
法律では物価が下がれば年金を減額するとなっています。
社長:じゃあ、物価が上がれば年金は増えるのですか?
中川:はい、法律はそうなっています。
しかし、現在はデフレで物価は下がりっぱなしです。
だから年金を下げても生活に支障がないという
論法です。
社長:そうなっているのですか。
ところでいくら減額になるのですか?
中川:総務省が27日公表した2011年平均の全国消費者物価
指数(生鮮食品を含む総合指数)は、
前年比マイナス0.3%です。
それを受けて12年度は、国民年金(満額で月6万5741円)
の人の場合は月200円、厚生年金の専業主婦のいる標準的な世
帯(月23万1648円)の人の場合は月708円の減額とな
ります。
(朝日新聞より引用)
社長:月額708円の減額ですか。
うーん、ちょっと節約すればなんとかなるかも...。
中川:しかし、それとは別に過去には物価が下落したのに年金を
下げなかった年があります。だから、今年金をもらっている人は
もらいすぎになっているのです。
社長:もらいすぎといったら聞こえは悪いです。
たかだか23万円ですよ。
それもそんなにもらっている人は少ないですから。
中川:そうですね。もらいすぎは言い過ぎでした。
で過去の分も下げようとしています。
これは法律の成立が必要なのですが。
社長:もし、成立したらどうなるのですか?
中川:0.9%下げられます。
社長:ということは、0.5%+0.9%=1.2%下げられるのですか?
中川:ピンポーン!
社長:こんなことでピンポーン!といわれると馬鹿にされたような。
中川:それは失礼しました。
社長:ところで年金が減額になるのであれば、保険料も安く
なるのでしょうね?
中川:そうです。
国民年金の保険料は40円引き下げられます。
社長:今、国民年金保険料はいくらですか?
中川:12年度の国民年金の保険料は、近年の物価や賃金の下落を反映
して11年度より40円引き下げられ、月1万4980円になります。
(朝日新聞より引用)
社長:定年になっても働かざるを得ない時代なのですね。
中川:そうですね。
昔は長寿は幸福のシンボルでしたが...。
(中川コメント)
年金のみで暮らせる世帯は少ないと思います。
定年後の再雇用は会社の使命かもしれません。
今日はここまで。では、またあした。
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編集後記
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「人並み」とは落第と同じ(森鴎外)
社会に出て人とつきあえば、自分の言動全般にわたって、褒(ほ)めら
れたり貶(けな)されたりする。
その「毀誉褒貶(きよほうへん)」が、いちいち自分の行動に影響をも
たらすのは避けられない。これを風になびく柳のようにできればよいのだ
が、波に弄(もてあそ)ばれる木の人形のようになったらおしまいである。
けっして世間の評判に弄ばれる奴隷に落ちぶれてはならない。
世の中、一方に合わせれば他方に逆らうことになり、あちらを立てれば
こちらが立たない仕組みになっている。だから、たとえ自分の全人格を放
棄して、世間の言いなりに動いたところで、みんなから褒めてもらえると
は限らない。
それならうまく立ち回り、なんとか大勢の人から褒められ、悪口が聞こ
えてこないように努力しようと考える。これは世間のみんなと同調して、
出すぎないようにやっていこうという考え方で、つまりこれを「人並み」
という。
ところで、「人並み」でよいというのは、礼儀作法の形式や手順とか、
どうでもよい些細な生活習慣などのレベルの事柄についてだけであって、
人聞の生き方に関する大切な問題は別である。
人間の値打ちに関して一言うなら、「人並み」というのは落第点で
ある。
(1日「ひと粒」の黄金の知恵 森鴎外著 齋藤孝訳 イープレスト刊より)
では、また明日お会いしましょう!!
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