【雑談】アメリカの雇用管理

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2012年4月23日号   VOL.1111
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梅干しが何百年も腐らないのはどうして?

(続きは編集後記で)

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 【雑談】アメリカの雇用管理
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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   アメリカの労務管理はどうなっていますか?

中川:アメリカの公正労働基準法で、残業割り増しの支払者の概念が
   あり、残業代を払わないでもよいのがexempt(免除する)で、
   残業代を払わなければならないのがnon-exempt(非免除)として
   います。

社長:日本でも管理監督者には残業代を払いませんよね。
   それと同じ意味ですか?

中川:いいえ、日本でいえば、残業代のつく係長以下の労働者に
   ついても、アメリカでは残業代を払うべき労働者と払わないでも
   よい労働者がいるということです。

社長:へえ、そうなんですか。

中川:アメリカの法律では、週40時間を超える労働に対して1.5倍の
   割り増し賃金を払うことが義務づけられています。
   しかし、exempt労働者には義務が免除されています。

社長:exemptとnon-exemptとはどうやって区分しているのですか?

中川:週給が455ドル以上であることが条件です。

社長:週給455ドルとなると月額で1956ドル(455×4.3週/月)になり、
   日本円に換算すると16万円(1956ドル×82円)となります。
   16万円は高卒の初任給並ですね。
   それでは、アメリカでは多くの労働者が該当すると思いますが。

中川:週給455ドルは一つの条件です。
   その他に職務内容や権限も限定しています。

社長:職務内容や権限の限定とはなんですか?

中川:管理業務、裁量事務業務、専門業務、企業外販売業務、コンピュータ
   専門業務などです。

社長:ふーん。
   どのくらいの労働者が該当するのですか?

中川:約2割だといわれています。

社長:こういう業務はホワイトカラーでしょうね。

中川:そうです。
   それでホワイトカラー・エグゼンプションと呼ぶことが多いのです。

社長:エグゼンプションとはどういう意味ですか?

中川:先ほど説明をしたexempt(免除する)を名詞化したものです。

社長:つまり、ホワイトカラーは残業代を払う必要がないという
   意味ですか。

中川:それに近いですね。

社長:ああ、それで数年前に日本でホワイトカラー・エグゼンプションが
   話題になったことがあるのですね。

中川:日本では経団連が提唱し、法案が提出されましたが見送られました。

社長:どうしてですか?

中川:日本は長時間労働が習慣化されているので、長時間労働を助長する
   と労働組合側から猛反発があったからです。
   長時間労働が背景にあったからです。

社長:なるほど。

(中川コメント)

 本日の記事は「賃金辞典」(労働調査会刊)の大西誠氏の記事を
参考にしました。

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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梅干しが何百年も腐らないのはどうして?

 梅干しの高い保存性は、強い塩分と酸の働きによるものだ。梅干しをつ
くるときは、ウメの重量一の日18~20パーセント程度の食塩を振って漬け
こむが、この過程で、ウメの実からは水分が吸い出され、代わりに強い
塩気を帯びる。すると、食物を腐敗させる微生物が働かなくなるのだ。

 とはいえ、最近の梅干しの食塩濃度は、10パーセント前後と塩分控えめ。
賞味期限も数ヶ月程度と短いものが多いので、早目に食べきるにこしたこ
とはない。

(話題のツボをおさえる本より)

では、また明日お会いしましょう!!

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