【厚生年金基金】厚生年金基金連合会とは?

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2012年5月14日号   VOL.1132
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北陸銀行魚沼支店の店頭で見たものは...。

(続きは編集後記で)

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 【厚生年金基金】厚生年金基金連合会とは?
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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   5月12日の日経新聞のトップ記事が年金のことでしたね。
   読みましたがよく分かりません。
   どういうことですか?

中川:内容の一部を引用します。

(引用開始)

中小の年金、共同で運用 AIJ問題受け

厚労省方針、連合会に一任 ずさん管理防ぐ

 厚生労働省はAIJ投資顧問による年金消失問題を受け、中小の厚生
年金基金の資金を共同運用する方針を固めた。AIJの被害を受けたの
は大半が専門家のいない中小基金だった。企業年金連合会に中小基金の
資金を委託することで、ずさんな運用を防ぐ狙い。厚労省は16日、AI
J問題の再発防止を探る有識者会議で共同運用案を提示する。

(引用終わり)

   これは年金と言っても厚生年金基金の話しです。

社長:厚生年金基金とはなんでしたっけ?

中川:御社は厚生年金に加入しています。
   会社であれば加入するのが原則です。

   厚生年金は老後の生活のための年金支給が目的です。
   40年加入していると約月額10万円(個人差あり)です。

社長:うーん、ちょっと生活が苦しいですね。

中川:その他に国民年金が月額6万円くらいあります。
   配偶者も月額6万円あります。

社長:つまり、定年退職後は夫婦で22万円くらいあるのですね?
   (10万円+6万円+6万円)

中川:ピンポーン!

社長:まあままか。

中川:そうですね。
   まあまあです。
   しかし、年金を多くもらえるようにしようしているのが
   厚生年金基金なのです。
   年金を上乗せするのです。

社長:へえ、それはありがたいですね。
   当社も加入しているのですか?

中川:厚生年金は強制加入です。
   厚生年金基金は任意加入です。
   社長の会社は厚生年金基金に入っていません。

社長:それはよかった。
   運用がうまくいかないことで大問題になっていますよね。

中川:そうです。
   それが表面化したのがAIJ問題です。

   厚生年金基金は会社から預かったお金を運用するのですが
   多くの基金は運用の経験者がいないことから、AIJのよ
   うな怪しげな運用会社にお金を預けたのです。

社長:怪しげなら預けなければよいのに。

中川:資金の運用が5.5%で設定されているので、そのような
   運用をしたいのですが、そのような高利回りの投資先が
   ないのです。

社長:そうですね。
   銀行の定期預金の金利はたかがしれていますね。

中川:それで担当者はAIJに夢のような運用利回りが提示された
   ので飛びついたのです。

社長:怪しいと分からなかったのですか?

中川:ほとんどの基金の担当者は投資の素人なのです。
   見抜けなかったのです。
   
社長:で、国が見るに見かねて乗り出したということですか。

中川:そういうことです。
   それで、運用のプロがいる厚生年金基金連合会に運用を
   任せる方法を検討しているということです。

社長:厚生年金基金連合会(以下連合会)とはなんですか?

中川:基金に加入している会社を退職した場合はその人の年金分は
   連合会に預けられます。
   また、会社が倒産した場合はその従業員の年金分も連合会に
   預けられます。

社長:基金の駆け込み寺ですね。

中川:ちょっと意味が違いますが、加入している従業員からすると
   自分たちの年金が安全なところで運用されているということ
   で安心です。

社長:でも、連合が投資のプロといってもうまくいくとは限らない
   でしょう。

中川:そうですね。
   しかし、AIJよりはましだということでしょう。

   
(中川コメント)

 厚生年金基金は長居するところではないと思います。
厚生年金ですら破綻しています。
しかし、厚生年金は強制加入ですから、避けようがありません。
厚生年金基金は任意加入ですから脱退が可能です。

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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北陸銀行魚津支店の店頭で見たものは...。

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では、また明日お会いしましょう!!

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