【損害賠償】在庫を発生させた場合
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳 2012年7月7日号 VOL.1186
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七夕には、なぜ「五色」の短冊に願いを託す?
(続きは編集後記で)
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【損害賠償】在庫を発生させた場合
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
Aさんのことで相談です。
中川:はい、何でしょう?
社長:当社は厳しい経営環境を乗り切るために在庫の商品処分を徹底して
います。
ところが、Aさんはある商品の在庫を発生させました。
Aさんに損害賠償を求めたいのですがいいでしょうか?
中川:Aさんはわざと在庫を発生させたのですか?
社長:いいえ、見込み違いです。
中川:販売予測が間違っていたのですね?
社長:そうです。
あれだけ在庫を発生させないにうるさく言っていたのに
けしからんです。
中川:で、売れる見込みはないのですか?
社長:時間をかければ売れます。
しかし、在庫を抱えるような余裕はありません。
会社の厳しい状態を知らないです。
中川:うーん。
Aさんは発注ミスをしたのですか?
社長:発注ミスではありません。
販売の見込みが甘かったのです。
中川:Aさんは一所懸命に仕事をしていたのですね。
社長:はあ?
なにをおっしゃいます。
一所懸命仕事をしていればこんなことにはなっていません。
中川:それは見解の相違です。
社長:はあ?
見解の相違?
言っていることが分かりません。
中川:AさんはAさんの仕事を普段通りにしていたのですよね?
社長:そういわれればそうです。
中川:上司は発注のときに確認をしなかったのですか?
社長:あの程度の発注はAさんに任せています。
いちいちAさんの発注量を確認するような余裕は上司に
ありません。
中川:であれば、売れ行きの見込み違いがあったのですが
発注ミスはしていませんね?
社長:何が言いたいのですか?
中川:今回の在庫の発生はAさんの作業ミスや故意ではありません。
つまりAさんは自分の仕事を誠実に行っていたのです。
結果的に在庫が発生しただけです。
社長:それがどうかしましたか?
中川:Aさんには結果責任を問えないと言うことです。
つまり、在庫発生の損害賠償を請求できないということです。
社長:Aさんにミスがないからですか。
中川:そうです。
Aさんの仕事から在庫が発生する可能性があれば上司が
事前に予想してAさんに発注のときの注意をすべきです。
社長:つまり、在庫発生は会社に責任があるということですか?
中川:そうなります。
(中川コメント)
従業員は指揮命令に従って誠実の労働する義務があります。
誠実に労働した結果、不良在庫が発生した場合は損害賠償を従業員に
請求できません。
損害賠償を請求できるのは故意や重大やミスで不良在庫が発生した
場合です。
今日はここまで。では、またあした。
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編集後記
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七夕には、なぜ「五色」の短冊に願いを託す?
七夕の日には、笹竹に願い事を記した五色の短冊を結びつけて飾る風習
がある。
これは、中国の風習にならったもの。唐の時代、竹の先に赤、青、黄、
白、黒の五色の糸をかけるという風習があった。それらの色にはそれぞれ
意味があって、
赤は「火と礼」
青は「木と仁」
黄は「土と信L、
白は「金と義」
黒は「水と智」
をあらわす。
その風習が平安時代になって日本に伝わると、公家たちは五色の糸から
五色の絹布を織り、それらを笹竹に飾りつけて、書や楽器、詩歌など芸事
の上達を祈るようになった。
江戸時代には、その風習が庶民の間にまで広まって、五色の短冊を結ん
で飾るようになり、やがて短冊に願い事を書くという現世利益的な習慣に
変化した。
(話題のツボをおさえる本より)
では、また明日お会いしましょう!!
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