【雑談】多重債務者について
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳 2012年7月12日号 VOL.1191
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スイスの海軍大臣
(続きは編集後記で)
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【雑談】多重債務者について
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
街中で「カードで現金」という広告を見かけます。
あれは何ですか?
中川:多重債務者をさらに窮地に追い込む悪質金融業者です。
社長:多重債務者とはなんですか?
中川:家を購入する場合は一社でローンを組むのが一般的です。
日常の金銭はカードやサラ金で借入をするのが一般的です。
複数の会社から借金をするので多重債務というのでし。
社長:日常の金銭をカードで決済するのはわかりますが、
借入はしないでしょう。
中川:カードには借入限度額があり、預金残高がなくても現金を
手に入れることができます。あるいは、限度額までカードで
決済できます。
社長:どうして借金をするのですか?
中川:自分の給料以内で生活をしなければならないことは
子供でもわかる理屈です。
しかし、遊ぶ金欲しさにカードで借りる人がいます。
あるいは、本人や家族の病気入院や交通事故、失業などで
金銭が不足することがあります。
社長:遊ぶ金欲しさは自業自得ですが、病気などで借金をせざるを
えないのは気の毒ですね。
中川:最初は借金はできるだけ金利の安いところで借入いれるので
すが期限が来たら厳しい督促を受けます。
社長:ずいぶん前ですが当社の従業員にもサラ金会社に電話がか
かったことがありました。
中川:それで、厳し督促から逃れるために返済のために新しいク
レジットカードを作成する
あるいはサラ金に駆け込みます。
金利が高いと分かっていても。
次第に金銭感覚がなくなるのです。
社長:その返済がまた来る、だからまた借金をするという
悪循環ですね。
中川:そうです。
そのように何社(カードを含む)からも借入をしている人の
ことを多重債務者と言います。
社長:借金の返済に困っている人のことなのですね。
中川:その人たちの足下(あしもと)を見透かして「カードで現金」
と誘惑するのです。
社長:誘惑ですか。
怖い。
どういう仕組みですか?
中川:クレジットカードで商品を購入できる小売店に一緒に出向き
業者が希望する商品をカードで購入させます。
店を出てから商品と交換に現金を渡すのです。
社長:ほう。それが悪徳なのですか?
中川:たとえば、10万円で購入した商品を2万円で買い取るのです。
社長:そんなばかな!
中川:返済に困った人は地獄に仏の存在なのです。
とくかくいくらでもいいから現金が欲しいのです。
社長:でも、カードローンは10万円ですよね。
結局さらに借金が増えますね。
中川:そうです。
だから悪質なのです。
社長:当社でそのような従業員がいた場合どうすればいいでしょう?
中川:そういう人は仕事面でも会社に迷惑をかけている可能性が
あります。
1.それを理由に自主的に辞めてもらう
2.本人の問題だからということで放置する
3.本人を立ち直されるために全面支援をする
などが考えられます。
社長:3つめの全面支援とは何ですか?
中川:会社が借金を全額本人に貸して精算させます。
貸し付けた金銭は、給料から長期の分割払いで返済してもら
うのです。
金利もほとんどとらないのがいいでしょう。
社長:うーん、そこまで面倒見なければならないですか?
中川:これは経営者のお考え次第です。
法律があるわけではありません。
実際に、従業員の借金を全額本人に貸し付けて解決している
会社が弊社の顧問先にあります。
社長:うーん、借金をした人にもよるでしょうね。
(中川コメント)
多重債務者は返済に困っており、仕事にも影響があるでしょう。
作業ミス、非協力的、労災事故発生など。
会社は多重債務者を把握しましょう。
多重債務者の一つのシグナルは同僚から金銭を借り始めることです。
その時はかなり追い込まれている可能性があります。
今日はここまで。では、またあした。
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ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています
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ご質問をお待ちしています。下記の様式でご質問ください。
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編集後記
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スイスの海軍大臣
このジョークは、三、四〇年前に流行ったものである。
スイスの海軍大臣がパりを訪問し、大きなパーティーに出席した。
司会者が「スイスの海軍大臣がおいでになりました」と紹介した。
フランス人は皆、大声を出して笑った。
その時、スイスの海軍大臣は少しも慌てす、次のように一言ったと
いう。「この前、あなた方の国フランスの大蔵大臣が、スイスにおい
でになりました。その時、私たちは誰も笑いませんでしたよ」
(世界ビジネスジョーク集 おおばともみつ著 中央公論新社刊より)
では、また明日お会いしましょう!!
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