【退職金】けしからん社員には中退共の退職金を減額したい

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2012年7月16日号   VOL.1195
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世間導犬がレトリーパーばかりになった「犬の世界のウラ事情」

(続きは編集後記で)

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【退職金】けしからん社員には中退共の退職金を減額したい
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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   Aさんのことで相談です。

中川:はい、なんでしょうか?

社長:Aさんを懲戒解雇しました。
   それで、退職金も払いたくないのですが違法ですか?

中川:退職金はどのようにして払うのですか?

社長:当社は中小企業退職金共済会(以下中退共)を利用しています。
   
中川:ということは全額中退共から払われるのですね?

社長:そうです。

中川:であれば、不支給は無理です。

社長:どうしてですか?

中川:Aさんの中退共の退職金は御社だけとは限りません。

社長:はあ????

中川:Aさんは他の会社でも中退共に加入していた可能性があります。

社長:へえ、中退共はそうなっているのですか。

中川:それとAさんがすぐに中退共から退職金を受け取るとは限りません。

社長:え?
   すぐにもらえるのではないのですか?

中川:すぐにもらうことも可能です。
   しかし、ズーと先にもらうことも可能です。
   それは会社が決めることではなく、Aさんが決めることです。
   だから、懲戒解雇だからAさんの退職金を払いたくないと
   考えても中退共では応じにくいのです。

社長:ほんとうにダメなのですか?

中川:全額不支給の例はないようです(数年前に確認すみ)。
   減額もほとんどしていないとのことです。

社長:それでは退職金は全額Aさんがもらえるのですね。
   悔しいですね。

中川:念のために中退共に相談してください。
   ダメ元で。

(中川コメント)

中退共から支給される退職金は減額や不支給はできないようです。
今回のように懲戒解雇をした場合でも難しいようです。

したがって、中退共は最低限の掛金としておき、会社の定めた退職金額より
低めにしておきます。
たとえば300万円が会社の規定だったとします。
中退共からは100万円が支給されれば、会社は200万円を現金で払うことに
なります。
この200万円を全額不支給あるいは減額することは可能です。
ただし、判例では全額不支給は本人の功労を考慮すれば不当であるという
傾向にあります。

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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世間導犬がレトリーパーばかりになった「犬の世界のウラ事情」

 この盲導犬たちは一九三九年にドイツより輸入され、第二次世界大戦
後まで活躍したといわれている。シェパードは、十分な体格と主人に忠
実で賢い性格が、盲導犬にぴったりと見られたのだ。

 イギリスでも当初、盲導犬にはシェパードが選ばれていた。シェパード
は体格も性格も盲導犬として申し分なかったのだが、ひとつだけ難点が
あった。

 外見に威圧感があり、周囲の人を怖がらせてしまうのだ。
 そこで、「もっとあいきょうのある犬を」と選ばれたのが、垂れ耳で
アーモンド形の優しい目をしたレトリlバーだったのである。レトリー
パーは狩猟犬として、人間と一緒に働くことができるほど従順。そんな
性格も盲導犬向きだった。

 こうしてイギリスでは盲導犬の犬種がシェパードからレトリーパーへ
と移行され、日本もそれにならったというわけだ。
能力があるにもかかわらず、見た目によって使われる・使われないが判
断されるとは、犬の世界もなかなか厳しいものだ。

(雑学裏事情おもしろ事典 より 王様文庫発行)

では、また明日お会いしましょう!!

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