【労務管理】診断書について
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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳 2012年7月20日号 VOL.1199
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料理店の盛り塩は「お清めのため」ではなかった!?
(続きは編集後記で)
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【労務管理】診断書について
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
Aさんのことで相談します。
中川:はい、何でしょうか?
社長:Aさんが医師の診断書を持ってきました。
診断書には「ストレスが強くて今のままの就業は困難である
から終業時間は15時とするように」と書かれていました。
この診断書に応じなければならないのでしょうか?
中川:社長はAさんをどうしたいのですか?
社長:当社は業績が厳しいので新規の採用はしていません。
退職者があっても補充していません。
本音をいうとAさんには辞めてもらいたいです。
中川:普段の仕事ぶりはどうなのですか?
社長:無口ですが職場でトラブルを起こすことはありません。
ただし、暑い季節になると休み勝ちになります。
休まれるとちょっと困ったことになりますが、問題視する
ほどでもありません。
中川:なにか精神的な疾患があるのでしょうか?
社長:あるかもしれませんが、素人ではわかりません。
だた、もし精神疾患があるならば強く言うとますます症状を
こじらせると思います。
中川:会社はまっとうな労働力を提供してもらう権利があります。
早退をするような労働では会社は受取りがたいでしょう?
社長:そうです。
Aさんだけ早退を認めるわけにはいきません。
中川:医師の診断書の書き方が普通ではありませんね。
終業時刻を15時までにするようにというように
医師が判断できるとは考えにくいですね。
社長:そういわれればそうですね。
医師は当社の仕事内容を知らないのですから。
なぜ、15時なのか根拠を知りたいですね。
中川:これは推測ですがAさんからの希望をいれて診断書を
書いたのでしょう。
社長:え?
医師がそんなことをするのですか?
中川:精神科医にアンケート調査をした結果が発表されました。
それによると患者から希望されると症状を重く書く傾向
あると回答しています。
うろ覚えですが60%や70%という高い比率だったです。
社長:え、そうなんですか。
では、Aさんの診断書は当てにならないですね。
中川:当てにならないと言っても専門医が作成した診断書です。
素人は対抗しようとしても限界があります。
社長:どうしたらいいですか?
中川:産業医に相談することです。
そして、産業医と診断書を書いた医師に話し合ってもらう
ことです。
産業医がいない場合は直接医師と面談をします。
社長:医師はちゃんと対応してくれますかね?
中川:普通は面談に応じてくれます。
そこで会社の仕事の内容などを説明し、終業時刻15時と
した理由を尋ねればよいでしょう。
社長:そうですか。
仮にやはり早退が必要であったとしたら?
中川:それが長期に及ぶのか短期で終了するのかで判断は分かれる
でしょう。
社長:長期に及ぶ場合は?
中川:治療に専念してもらうことになるでしょう。
休職扱いにしてとか。
社長:短期の場合は?
中川:短期の場合は短時間勤務をさせて様子をみることになります。
社長:わかりました。
(中川コメント)
医師の診断書は大変重いものですが、患者の要望を聞き入れて作成する
ことがありますので、鵜呑みにしないことです。
本日の記事は『労働基準広報№1752 医師 木田哲治氏著」を参考にしました。
今日はここまで。では、またあした。
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編集後記
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料理店の盛り塩は「お清めのため」ではなかった!?
夕方、客が来る少し前の料理屋の玄関先は、静かで気分のよいもの
です。そこで目につくのは、ちょこんと盛り上げてある塩。タ闇の中
に白く浮き上がって見えます。
この塩は「清め」のためのものと勝手に思っている人が多いようで
すが、そうではなく、お客がたくさん来てくれるようにという「おま
じない」なのです。
昔、中国の皇帝は「三十六の後宮には三千人の淑女よそおいをかざ
り」といわれるほど多くの妾(めかけ)を囲い、牛車に乗って夜ごと
それら妾の屋敷を訪ねていたわけです。
妾のほうからすれば、皇帝になんとか来てもらいたい。しかし、三
千人はオーバーだとしても、人数が多いので競争率が高すぎる。
そこで、ある頭のいい妾(の屋敷の者) が一計を案じ、玄関にピラ
ミッド型に塩を盛り上げておいたのです。すると案の定、屋敷の前で
牛車が止まり寵愛(ちょうあい)を受けることができました。
草食動物は常に塩分をとらなくては生きていけません。つまり、牛
は塩が大好物なのです。だから盛り塩の前でピタリと止まって動かな
くなってしまったわけです。この故事から、来てほしい人(お客)を招
き寄せるおまじないとして、玄関に塩を盛るようになったのです。
(雑学の本 竹内均編 知的生きかた文庫より)
では、また明日お会いしましょう!!
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