【有給休暇】辞める前にとる有給休暇を与えないことはできますか?

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2014年9月8日号   VOL.1999
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「ふぐ専門店」が絶対に守らなければいけないルールとは?

(続きは編集後記で)

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 【有給休暇】辞める前にとる有給休暇を与えないことはできますか?

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中川  こんにちは。

社長  こんにちは。今日は有給休暇についてお尋ねします。

中川  どんなことですか?

社長  A さんが退職するのですが、有給休暇を全部取って
]       辞めるというのです。
        辞める人に有給休暇を与える必要があるんでしょうか?

中川  何日とるのですか?

社長  40日です。

中川  それはまたすごいですね。
        まるまる2ヶ月ですね。

社長  そんなこと許されるんですか。

中川  はい、許されるんです。

社長  何とかなりませんか。

中川  何ともなりません。

社長  労働基準法は悪法ですね。

中川  時代の流れです。

社長  引き継ぎもしないんだよ。
    それで有給だけとるというのはいくらなんでも、
    おかしいんじゃないでしょうか

中川  引き継ぎは何日必要なのですか。

社長  10日必要です。

中川  では引き継ぎをちゃんとさせたらいいです。

社長  でも本人は有給休暇で休むので引き継ぎをする時間がないんです。

中川  つくればいいじゃないですか。

社長  でも有給休暇は本人の権利なんでしょう。
    有給を取らないで引き継ぎをしろとは言えないじゃないですか。
 
中川  引き継ぎのために休日出勤を命じたらいいですよ。        

社長  そんなことできるのですか。

中川  就業規則に休日に出勤を命じることがあると書いてあります。
    それに従って休日の出勤命令をしたらいいですよ。

社長  休日出勤を命じしたら、休日出勤手当を払わなければ
    いけてないんではないですか?

中川  それはやむ得ません。
    仕事の引き継ぎと、休日出勤手当とはどちらが大事ですか?

社長  そりゃあ、仕事の引き継ぎですよ。

中川  ではそうしましょうよ。

社長  そうします。それにしても、変な世の中になりましたね。

(中川コメント)

 年次有給休暇は、従業員が好きな時にとることができます。
事業主は、有給休暇の時季変更権というもの持っています。
しかしながら、有給休暇を全部取って退職するといった場合は、
時季変更権が使えません。
その理由は、退職後に有給休暇を取るというのは無意味だからです。

 従って、退職前に有給休暇を全部とるという場合は認めざるを得ません。
しかしながら、引き継ぎ等の問題がありますので、引き継ぎはちゃんと
するように話し合いをすべきです。

 ほとんどの従業員は、それに応じてくれるはずです。

 しかし、たまに今回の事例のように極端な有給休暇の取り方する社員が
います。そのような場合は、就業規則を盾にとって、休日出勤命令を
するが可能です。
しかし、有給休暇取得中に休日出勤命令をすることは労使ともに、
嫌な思いをします。

 労務管理は、法律論ではなく、人の気持ちを重視すべきです。
法律論にならないように普段からの労務管理が重要です。

今日はここまで。では、またあした。

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今日はここまでです。

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    編集後記      
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「ふぐ専門店」が絶対に守らなければいけないルールとは?

 ふぐというと真っ先に強い毒を持つ魚のイメージがあるが、ふぐ専門庖で
廃棄される内臓はふつうのゴミと一緒に捨てることはできない。

 ふぐの毒は「テトロドトキシン」といわれるもので、人体に入ると神経や
筋肉を麻痔させてしまうほどで、青酸カリの数百倍以上もの強い毒性を持つ。そのふぐの処分方法について、全国で最も
厳しいのが東京都といわれている。

「東京都ふぐの取扱い規制条例」では、「除去した有毒部位は、他の食品
又は廃棄物に混入しないように施錠できる容器等に保管すること」とある。
ゴミ箱は、毒がしみださないように木製ではなくステンレスやプラスチッ
ク製が使われる。

 また、大きなふぐ専門庖の場合は、専門の業者が毎日回収して焼却処分
する。そして焼却した証明書をもらい、都に届ける。個人の庖の場合は
築地にある「除毒所」というところに持って行って焼却処分をしてもらう
のだ。この条例がつくられたのは1949年。衛生環境がよくなかった頃の
ことで、店がゴミとして出したふぐの内臓を人聞はもちろん丈や猫が
あやまって口にしないように施錠できるゴミ箱の設置が徹底されたのが
はじまりだという。
それが今日まで続いているのだ。

(「あの業界のタブー」より 青春出版 発行)

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