【労務管理】上司が気づかないセクハラはどう扱うか

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2014年9月19日号   VOL.2010
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[盛田昭夫の名言・格言|偉い人ほど働くなくなる日本]

(続きは編集後記で)

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【労務管理】上司が気づかないセクハラはどう扱うか

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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   A子さんがセクハラをされたといっています。

中川:はい、どのような状況でですか?

社長:先日、A子さんの職場では部主催で飲み会がありました。
   そのときに起きました。

中川:はい。

社長:A子さんは部の主催で起きた飲み会でのセクハラなので部長に
   責任があるというのです。

中川:たしかに。

社長:部長に確認したら部長が退席した後に課長がA子さんにセクハラを
   したので、そんなことがあったとは全く知らなかったというのです。

中川:そうですか。
   で、A子さんはどうしてほしいといっているのですか?

社長:部長に責任をとって欲しいというのです。

中川:具体的には?

社長:それは会社が考えることでしょうと突き放すのです。

中川:セクハラがあったのは事実ですか?

社長:周囲も、セクハラをした課長も認めています。

中川:課長は普段からセクハラをするような人ですか?

社長:部長は、課長がセクハラをしたとは信じられないと言っています。
   私も課長がそんなことをする人物とは思いませんでした。

中川:であれば、部長はセクハラが起きるとは思っていませんでしたね。

社長:私もセクハラがあったと聞いたときは驚きました。
   まさかあの課長がセクハラをするとは...。

中川:では、部長には責任がありません。

社長:しかし、部主催の飲み会です。
   責任があるのではないでしょうか?

中川:御社で飲み会でセクハラがあったのは初めてです。
   部長はセクハラがあるとは全く予測できません。
   だから責任はありません。

社長:では、どうすればいいでしょう?

中川:課長は責任があります。
   課長には責任をとらせましょう。

社長:どのようにですか?

中川:就業規則にしたがって懲戒処分をしましょう。
   懲戒処分をしたことは名前を伏せて公表しましょう。

社長:そんなことをしたらA子さんはいやがるでしょう。

中川:A子さんがいやがるなら公表は避けましょう。
   公表の可否をA子さんに確認しましょう。
   公表するのは再発防止が目的であると話せば理解が得られる
   可能性があります。

社長:それだけでいいでしょうか?

中川:課長はA子さんにお詫びをするべきです。
   その機会を設定しましょう。

社長:金銭的な解決は必要ですか?

中川:それはA子さん次第です。

社長:今後どうしたらいいでしょう?

中川:従業員にはセクハラ防止について教育をしましょう。

社長:わかりました。

(中川コメント)

 今回の件が部長に責任が及ぶかは状況次第です。
たとえば、課長は普段からセクハラ行為があり、飲み会ではセクハラが
起こる可能性が高いと予見できるのに、何の対応もしないで退席したと
したら部長の責任が問われます。

 部長は普段からセクハラをしないように課長に注意をする義務があります。
当時、退席する場合に課長に注意を怠らないことです。
それでも責任を免れるとは限りません。

 セクハラは起こりえることだと認識してセクハラ防止をする必要があり
ます。年に一回以上はセクハラ防止の回覧や掲示をするなどで意識を
高めることがいいでしょう。

今日はここまで。では、またあした。

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今日はここまでです。

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    編集後記      
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[盛田昭夫の名言・格言|偉い人ほど働くなくなる日本]

 日本人は地位が高くなればなるほど働かなくなるとよく言われる。
平社員から係長、課長、部長、取締役と位が上がっていくということは、
だんだん神様に近づいていくんだ、という考え方だからである。
神様に近づくのだから、次第に楽になるのは当たり前。
会社にはゆっくり出てきてよろしい、秘書が持ってくるコーヒーをソファで
ゆっくり飲む、昼間からゴルフに行くというように、平社員のできない
ことが重役にできるのは神様に近づいたためである。

 日本は重役天国といわれるが、これが続く限りは外国との競争に打ち勝つ
ことは難しいような気がする。

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