【人事考課】目的は?

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2015年2月10日号   VOL.2154
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最後の告白・・・クシュワント・スィンのジョークより

(続きは編集後記で)

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【人事考課】目的は?
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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   そろそろ人事考課を準備しなければなりません。
   ゆうつになります。

中川:どうして憂うつになるのですか?

社長:時間と手間がかかります。
   その割に納得感がないからです。

中川:どうして納得感がないと思うのですか?

社長:人事考課は私と部長が集まって査定しています。
   ちょっとした、話の勢いで評価が上がったり下がったりしている
   のが実態です。
   査定会議は他の従業員には見せられたものではありません。

中川:で、どうしたいのですか?

社長:がんばった社員とそうでない社員の評価が同じではやる気がなくなり
   ます。
   だから、査定をしています。
   どうせ、査定をするならもっと効果のあるものにしたいですね。

中川:査定の効果が感じられないのですね?

社長:そうです。

中川:査定結果を本人に伝えていますか?

社長:昇給の金額をみれば分かるでしょう。

中川:本当に分かりますか?

社長:分かるでしょう。

中川:金額を見ただけではどのような評価をさせたのかは分かりません。
   分かるのは同僚の金額と比較した時です。

社長:そうです。
   それが困るのです。
   「どうして私はAさんより1000円少ないのですか?」
   という質問が上司にあります。

中川:で、どんな風に答えるのですか?

社長:上司は「査定会議で決まった。査定会議の内容は公表できない」
   と言っているようです。

中川:それは逃げですね。
   それでは部下は納得しないでしょう。

社長:そうです。
   そんなこともあるので人事考課は憂うつなのです。

中川:御社は人事考課は昇給査定にしか使っていませんね。

社長:はあ?
   そのために人事考課をするのでしょう。

中川:人事考課の目的の一つは賃金や賞与の査定に使います。
   それだけを目的にしているから憂うつになるのです。

社長:人事考課には別の目的があるのですか?

中川:人事考課の結果を本人に伝えて、良い点はほめ、改善点はどうして
   改善するかを話し合うのです。
   つまり、人事考課は従業員の成長のためのツールでもあります。

社長:従業員の成長ですか...。

中川:社長の口癖は「人材がいない」ですね。
   人材は育てなければなりません。
   自社に適合するようにカスタマイズをします。

社長:要は教育をせよということですね。
   当社は外部の研修に頻繁に出しています。
   人材育成が社業発展の要だと思っていますから。

中川:外部の研修も有効です。
   しかし、外部の研修の講師は、御社の実態を知りません。
   有益な話も聞けるでしょうが、研修後はまた日常の仕事に振り回され
   ているのが実情でしょう。

社長:何がいいたのですか?

中川:上司が人事考課の結果を伝えながら、部下に改善して欲しいことを
   話し合うことになります。
   これが効果のある教育だと思います。

社長:しかし、当社の部長、課長は忙しすぎるし、部下を教育するような
   レベルではありません。

中川:じゃあ、今のまま、人事考課の時期になったら憂うつになっていて
   ください。

社長:憂うつにならないことがあるのですか?

中川:そうですね。
   まずは、社長が部長、課長にたいして教育を行うことです。
   人事考課の結果を伝えことから始めましょう。

社長:うーん。
   「隗(かい)より始めよ」ですか...。

中川:と思います。

社長:分かりました。
   やってみましょう。
   査定だけではない。
   社員の成長のためとあれば憂うつは吹き飛びます。
   しかし、どうやればいいのか...。

中川:弊社の人事考課セミナーは参考になるでしょう。

社長:はい、参加しましょう。

(中川コメント)

 人事効果は二つの目的があります。
一つは昇給、賞与、昇格などの査定です。
もう一つは、良いところを伝え、改善点を話し合い育成することです。
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弊社は「人事考課は主観でよい!」と提唱しています。
人事考課は主観でしか評価ができません。
しかし、それに甘えて、自分の好みだけ、自分の好き嫌いだけで人事考課を
されては、従業員はたまったものではありません。
主観で決めるとしても評価にはルールがあるのです。
そのルールを知らないで主観で人事考課をしては不信感ばかり募(つの)り
結果的に労務管理がギクシャクすることになります。
人事考課の基礎を身につけることで従業員との信頼関係をよくしていきま
しょう。

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今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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最後の告白・・・クシュワント・スィンのジョークより

 富豪の夫が、死期がが近いことを悟り、妻を枕元に呼んでいった。
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実は、ワシはメイドや秘書と浮気したことがあるんだ」
「あら、そんなこと知ってましたよ。心配なさらなくともいいわ。そんな
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