【雇い止め】パートのばあいの注意点

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弊社は「人事考課は主観でよい!」と提唱しています。
人事考課は主観でしか評価ができません。
しかし、それに甘えて、自分の好みだけ、自分の好き嫌いだけで人事考課を
されては、従業員はたまったものではありません。
主観で決めるとしても評価にはルールがあるのです。
そのルールを知らないで主観で人事考課をしては不信感ばかり募(つの)り
結果的に労務管理がギクシャクすることになります。
人事考課の基礎を身につけることで従業員との信頼関係をよくしていきま
しょう。 
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳  2016年3月21日号 VOL.2613
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ヒッタイト帝国は鉄製の武器をどうやって生み出した?
(続きは編集後記で)
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 【雇い止め】パートのばあいの注意点
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中川 こんにちは。
社長 こんにちは。
   パートの雇い止めについて質問をします。
中川 はい、なんでしょうか?
社長 Aさんは4月末で辞めてもらおうと思っています。
   問題のないようにしたいのです。
中川 雇用契約書はありますか?
社長 はい、これがそうです。
中川 6ヵ月契約ですね。
社長 はい、4月末で雇用契約が満了となります。
中川 Aさんはいつから勤めだしているのですか?
社長 3年前からです。
中川 半年契約を更新して3年が経つのですね?
社長 そうです。
中川 更新はきちんとされましたか?
社長 きちんとしています。
中川 Aさんには4月末で雇い止めをすることを
   話しましたか?
社長 いいえ。また契約を更新しようと思っていました。
   しかし、仕事が減ってきているので、辞めてもらうのです。
   契約更新時に、雇い止めをするといっておかないと
   だめなのですか?
中川 いいえ。そんなことはありません。
   しかし、契約更新時に今後は更新しないと言っておれば
   問題なく雇い止めができます。
社長 では、雇い止めを急に言ってもダメなのですか?
中川 今回の件は、半年の雇用契約です。
   しかし、反復更新をしています。
   そうすると、Aさんは今度も契約を更新してもらえると
   期待しますよね?
社長 それは自然ですね。
中川 Aさんは期間の定めのある雇用ですが、反復更新をしたことにより
   通常の社員と同様の扱いになったのです。
社長 へえ。
   正社員と同じと言うことですか?
中川 まったく同じではありませんが、雇用契約については
   そのように変化したのです。
社長 へえ。
   では、Aさんは雇い止めができないのですか?
中川 いいえ。雇い止めができます。
社長 どうしたらいいのですか?
中川 解雇する場合は少なくとも30日前に予告をしなければなりません。
   したがって、雇い止めは解雇と同じなのです。
   4月1日までに本人に伝えればよいです。
社長 そうですか。
   では、早めに言った方がいいですね。
   さっそく、明日Aさんに伝えます。
(中川コメント)
有期雇用期間は最長で3年までとなっています。(例外あり)
しかし、長期の雇用は避けて6ヵ月か1年の期間の雇用が良いと
思っています。
期間を定めていても、更新を反復すると雇用期間満了による
雇い止めは少なくとも30日前に予告しなければなりません。
反復更新の目安は、3回以上の更新か1年を超えて継続雇用をしている場合
となります。
したがって、6ヵ月の雇用期間契約であれば3回目からの更新
1年であれば2回目からの更新以降は30日前に解雇予告をしなければなり
ません。
 回数などは法律で定められているわけではありませんが、判例などでその
ようになっていますので配慮したほうが無難です。
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定年延長での悩みは、賃金をどう決めたら良いか、管理職などは役職を
そのままでいいのかということです。
賃金の決め方でやってはいけないのは、定年の時の給料の80%とか70%と
決める方法です。
管理職の給料は、一般社員と
は違った決め方をしなければ、労務管理は、
うまくいきません。
法律改正がありました。
平成25年3月31日までに労使協定を締結した方がよいということにも触れて
いますが、それは使えなくなりました。しかし、給料の決め方については
大変参考になります。
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    編集後記      
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ヒッタイト帝国は鉄製の武器をどうやって生み出した?
 石器時代、青銅器時代、鉄器時代というように、先史時代は使っていた
道具で区別される。
 なぜ、青銅か鉄かが問題になるかと言えば、農具などの日常用異の性能
が飛躍的に向上したということもあるが、見逃せないのは武器の技術革新
である。
 青銅器しかない国と鉄器をもつ国が戦ったら、これはもう後者が勝つに
決まっている。
 事実、紀元前二〇〇〇年頃に突如として登場したヒッタイト帝国は、鉄
製の武器でメソポタミアを制圧した。ヒッタイトは、鉄剣ばかりか鉄製の
「軽戦車」を駆使して、近隣の国々を次々と撃破。南方の大国エジプトと
も、しばしば勢力争いをくり広げた。
 ヒッタイト帝国は、当然"鉄の製法" を門外不出の技術として、決して国
外に漏らさないようにしていた。
 この製鉄技術が流出するのは、紀元前一一九〇年以降のこと。ヒッタイト
が「海の民」によって滅ぼされてからだ。"鉄の国" ヒッタイトを滅ぼした、
この「海の民」という異民族については、詳しいことは謎のままになってい
る。
(世界史と日本史 裏話大全 青春出版社発行より)
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