【配転】異動希望が出た

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    【東京】 平成28年11月2日(水)13時30分~16時
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「いろいろとお付き合いもあり保険にはたくさん入っているものの、何が
なんだかよくわからなくなった」という経営者にお目にかかる機会が少な
くありません。
本当に必要なのかと思いつつ、しかし誰に相談したらよいかわからないの
で、ついつい先送りしてしまいがちです。
先送りする理由は、複数の保険会社と付き合いがあり、どの保険会社に相
談したらよいかわからない、何が正しいのかよくわからない、といったと
ころでしょうか?
このセミナーでは、一般に複雑でわかりづらいと言われる生命保険の基本
や、生命保険税制についてわかりやすくお伝えします。
 講師:濱田勝則(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳  2016年8月19日号 VOL.2789
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リンカーンの手紙
(続きは編集後記で)
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 【配転】異動希望が出た
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
   A子さんから異動の希望がありました。
中川:そうですか。
   理由は何ですか?
社長:A子さんは上司であるB主任と恋愛関係にありました。
   恋愛関係を解消したので、職場に居づらいからと、部署異動を
   希望しました。
中川:職場には居づらいでしょうね。
社長:A子さんの個人的な希望での部署異動には応じられません。
中川:それが原則ですね。
社長:ところが専務が、異動をしなければ、職場の雰囲気が悪くなると
   心配しています。
   専務の心配ももっともです。
   どうしたもんでしょうか?
中川:結論を出す前に、A子さんとB主任に話を聞きましょう。
社長:どんなふうに聞くのですか?
中川:A子さんとB主任は別々に聞きます。
社長:それは当然のことです。
中川:A子さんには、異動をしなかったらどのようなことになるかを
   聞かせてもらいます。
   その上で、B主任にA子さんを異動させないとどうなるかを聞かせて
   もらいます。
社長:なるほど。
中川:その結果、どの程度の恋愛関係にあり、どの程度の事情で恋愛関係を
   解消したかが推測できるでしょう。
社長:そうですね。
   でも、恋愛は個人のことです。
   会社が根掘り葉掘り聞くのはプライバシーの侵害だと言われかね
   ません。
中川:ことの発端はA子さんの異動申出です。
   異動をすべきかを判断するために聞くのです。
   A子さんやB主任がいやがる内容には立ち入らないで。
社長:本人が異動してほしいと言ったからといって、応じていては
   切りがありません。
   組織が崩壊します。
中川:それは大原則です。
   しかし、今後もA子さんとB主任が上司部下という立場で、仕事を
   続けるとパワハラ問題が起きかねません。
   そのようなリスクを避けるためには異動も検討すべきです。
社長:そうですか。
   わかりました。
   まずは事情を聞きます。
(中川コメント)
恋愛解消が原因で異動を希望するということには、応じる義務はありません。
しかし、A子さんが異動を希望しているということは、B主任と仕事を
続けることが難しいと思ってのこと、別の言い方をすれば、よくよくの
ことかもしれません。場合によっては異動を検討すべきです。
また、単にA子さんのワガママかもしれません。その場合は、異動の希望は
却下すべきです。
その見極めをするためには、A子さん、B主任に個別に話を聞くことです。
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    ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています      
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    編集後記      
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リンカーンの手紙
北軍が南軍に必勝の体勢にあったのにミード将軍がその好機を逃がした
北軍のミード将軍に宛てた手紙
「拝啓
私は、敵将リーの脱出によってもたらされる不幸な事態の重大性を、貴下が
正しく認識されているとは思えません。敵ははまさにわが掌中にあったので
す。追撃さえす
れば、このところわが軍の収めた戦果と相まって、戦争は
終結にみちびかれたに相違ありません。しかるに、この好機を逸した
現在では、戦争終結の見込みは全く立たなくなってしまいました。
貴下にとっては、去る月曜日にリーを攻撃するのが最も安全だったのです。
それをしも、やれなかったとすれば、彼が対岸に渡ってしまった今となって、
彼を攻撃することは、絶対に不可能でしょう。
あの日の兵力の三分の二しか、今では、使えないのです。今後、貴下の活躍
に期待することは無理なように思われます。事実、私は期待していません。
貴下は千載一遇の好機を逸したのです。
そのために、私もまた計りしれない苦しみを味わっています。」
この手紙は投函されませんでした。
「待てよ、これは、あまり急がないほうがいいかも知れない。こうして、
静かなホワイト・ハウスの奥にすわったまま、ミード将軍に攻撃命令を下す
ことは、私にとっては、いともたやすいが、もしも私がゲティズパーグの
戦線にいて、この一週間ミード将軍が見ただけの流血を目のあたりに見
ていたとしたら、そして、戦傷者の悲鳴、断末魔のうめき声につんざかされ
ていたとしたら...多分、私も、進んで攻撃を続行する気がしなくなったこと
だろう。
もし私がミードのように生まれつき気が小さかったとしたら、おそらく、
私も、彼と同じことをやったにちがいない。それに、もう万事手おくれだ。
なるほど、この手紙を出せば、私の気持はおさまるかも知れない。だが、
ミードは、どうするだろうか?自分を正当化して、逆にこちらを非難するだ
ろう。そして、私に対する反感をつのらせ、今後は司令官としても役立たな
くなり、結局は、軍を去らねばならなくなるだろう」
とリンカーンはつぶやいたに違いない。
(「人を動かす」より D・カーネギー 山口博訳 創元社)
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定年延長での悩みは、賃金をどう決めたら良いか、管理職などは役職を
そのままでいいのかということです。
賃金の決め方でやってはいけないのは、定年の時の給料の80%とか70%と
決める方法です。
管理職の給料は、一般社員とは違った決め方をしなければ、労務管理は、
うまくいきません。
法律改正がありました。
平成25年3月31日までに労使協定を締結した方がよいということにも触れて
いますが、それは使えなくなりました。しかし、給料の決め方については
大変参考になります。
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