【CD】『営業秘密の保護と競業避止』

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 ■「社員が成長する人事考課表の作り方」セミナー
 【東京】  1月24日(火)13時30分~16時30分 場所:東京都 銀座
    http://nakagawa-consul.com/seminar/084.html
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人事考課の目的は査定だけではありません。
忘れがちなのが、「人材育成」の視点です。
部下を印象で評価する人事考課表になっていませんか?
現在の人事考課表は会社の目標と一致したものになっていますか?
会社の目的を達成し、そして社員が成長する人事考課表の作り方、運用のし
かたをお話します。
中小企業は人材不足だと嘆く前に、経営者や管理職にはやるべきことがあり
ます。
お申し込みは下記からお願いします。
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳  2017年1月15日号 VOL.2974
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人間は、なにを欲するか?
(続きは編集後記で)
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 【今月の経営格言】八田與一(技術者) 
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◆今月の経営格言
 『諸子(しょし)は斉(ひと)しく犠牲的殉工者にして一死(いっし)
   克(よ)く従業員の志気を鼓舞し以(もっ)て此(この)大工(たい
   こう)を竣(を)ふるを得たり』
   八田與一(技術者)  
  出所:「産経新聞 東京朝刊(2004年9月10日付)」
          (産経新聞社)
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冒頭の言葉は、
「大きな仕事を成し遂げるためには、チームの力を結集させる
ことが欠かせない」
ということを表しています。
台湾の烏山頭(うさんとう)ダムの建設を指揮した八田氏は、
「嘉南大しゅう(かなんたいしゅう・しゅうの字はつちへんに川)
の父」と呼ばれ、現地の教科書にも掲載されています。日本での
知名度はそれほど高くないものの、台湾の人から大きな尊敬を
集める日本人といえるでしょう。
1919年、八田氏が起草した計画書に基づいて、烏山頭ダムの
建設は決定し、多くの日本人と台湾人の作業員が工事に携わり
ました。
この烏山頭ダムの建設は、かつてない規模の工事であり、さま
ざまな難関が立ちはだかりました。その1つが、50人以上の作業
員が犠牲となった爆発事故です。八田氏はこの事故に大きな
ショックを受けますが、立ち止まっている時間はありません
でした。現場の作業員たちがモチベーションを失わないよう、
事故の徹底究明を指揮し、一人ひとりの遺族の元を弔問するなど
しました。冒頭に紹介した言葉も、事故や病気で亡くなった
日本人、台湾人の作業員たちの名前が刻まれた殉工碑に八田氏
が寄せた言葉です。共に汗してきた仲間に対する深い思いが
感じられます。
また、八田氏は作業員の約半数を解雇せざるを得ない事態にも
見舞われました。これは、日本で発生した関東大震災によって、
ダム建設の補助金が大きく削減されたためです。八田氏は解雇
した作業員の再就職先探しに奔走し、状況が好転すれば、優先
的に再雇用する旨を約束したという逸話が残されています。
事故や人員削減などの困難を乗り越えた八田氏や作業員たちは、
当時の最先端技術を結晶させた、烏山頭ダムの建設を成し遂げ
ました。烏山頭ダムの完成によって嘉南平野には灌漑(かんがい)
が整備され、多くの農民の暮らしが豊かになりました。
八田氏は技術者ですが、技術者の仕事にとどまらず、作業員たち
のモチベーション維持など組織のマネジメントに心を砕いたこと
が、困難を乗り越えてプロジェクトを成功に導く力となったので
しょう。八田氏が日々のマネジメントで重視していた点が、次の
言葉に表れています。
「多数の者の中で、優秀な者は、極く少数だ。その者を特に抜擢
すると、他の多数の者は快しとしない。大きな仕事は、少数の
優秀者だけではできない。むしろ平凡な多数が大切だ。そういう
優秀な者には、またいつか報いる時があるものだ」
組織には優秀な人ばかりが集まるわけではありません。優秀な
人ばかりにスポットライトが当たる状況は、その他大勢の社員に
とっては面白いものではなく、モチベーションの低下につながり
ます。同じ人ばかりを目立つ形で抜擢しないようにしたり、
その他大勢の人が納得感のある抜擢になるよう配慮が必要です。
例えば、優秀な人だけでなく、その他大勢にもスポットライトが
当たる機会を用意するのも1つの方法でしょう。多くの従業員は、
経営者や上司から自分を認めてもらいたいという承認欲求があり
ます。優秀な人だけでなく、その他大勢の従業員にその機会を
与えることで、モチベーションが高まることもあります。
ただし、経営者や上司に評価されることに重きを置く雰囲気が
蔓延するのは、防がなければなりません。顧客や部下など、本当
に向き合わなければいけない存在をないがしろにして、経営者
や上司のほうばかりを見て仕事をしては組織は弱体化します。
努力して成果を出している人に対して報いることは大切ですが、
誤った価値観が組織に広がらないようにするためにも、また顧客
や部下といった向き合わなければならない存在を教えるためにも、
優秀な人にスポットライトを当てる際には注意が必要です。
組織のメンバー各人のモチベーションを高めながらも、誤った
方向を向いて仕事をしないように、経営者は両方のバランスの
かじ取りをしていくことが求められます。
【本文脚注】
本稿は、注記の各種参考文献などを参考に作成しています。本稿
で記載している内容は作成および更新時点で明らかになっている
情報を基にしており、将来にわたって内容の不変性や妥当性を< br />担保するものではありません。また、本文中では内容に即した
肩書を使用しています。加えて、経歴についても、代表的と思わ
れるもののみを記載し、全てを網羅したものではありません。
【経歴】
はったよいち(1886~1942)。石川県生まれ。東京帝国大学(現在
の東京大学)卒。1910年、台湾総督府入府。1930年、烏山頭ダム
竣工。
【参考文献】
「産経新聞 東京朝刊(2004年9月10日付)」
  (2004年9月、産経新聞社)
「[改訂版]台湾を愛した日本人-土木技師八田與一の生涯-」
  (古川勝三、創風社出版、2009年4月)
「百年ダムを造った男 土木技師八田與一の生涯」
  (斎藤充功、時事通信社、1997年10月)
「金沢ふるさと偉人館ウェブサイト」
 (金沢ふるさと偉人館)
(中川コメント)
 本日の記事は弊社が有料会員となっている「中小企業福祉事業団」の
ビジネスリポートの記事を転載しました。
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    ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています      
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    編集後記      
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人間は、なにを欲するか?
たとえほしいものはあまりないような人にも、あくまでも手に入れないと
承知できないほどほしいものが、いくつかはあるはずだ。
ふつうの人間なら、まず、次にあげるようなものを欲するだろう。
一、健康と長寿
二、食物
三、睡眠
四、金銭、および、金銭によって買いうるもの
五、来世の生命
六、性欲の満足
七、子孫の繁栄
八、自己の重要感
このような欲求は、たいていは満たすことができるものだが、
一つだけ例外がある。
この欲求は、食物や睡眠の欲求同様になかなか根づよく、しかも、
めったに満たされることがないものなのだ。
つまり、八番目の"自己の重要感"がそれで、フロイドのいう
"偉くなりたいという欲望"であり、デューイの
"主要人物たらんとする欲求"である。
(「人を動かす」より D・カーネギー 山口博訳 創元社)
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【CD】もう年金を気にせずに働こう!「60歳 残業なし 年収350万円」
           講師 北見昌朗先生
  http://nakagawa-consul.com/cd-dvd/cd-19.html
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60歳以降の継続雇用は、年金を多くもらう賃金設計から方針転換をしました。
その1 60歳はゴールではなく通過点
その2 60歳以降の諸手当の支給は?
その3 バリバリ組とゆったり年金組 手取りの損得勘定は?
【販売価格】1万円(税別)
秘匿性が高いため、社会保険労務士、コンサルタントはお断りします。
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