【社会保険】週20時間のパートを加入しなければならないのか
◆────────────────────────────────◆
【社会保険】週20時間のパートを加入しなければならないのか
◆────────────────────────────────◆
【社会保険】週20時間のパートを加入しなければならないのか
◆────────────────────────────────◆
中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
パートさんから質問がありました。
パートさんから質問がありました。
中川:はい、なんでしょうか?
社長:週20時間のパートも社会保険(厚生年金と健康保険)に
加入するのかとの質問です。
週30時間以上のパートは社会保険に加入しなければならない
はずです。
それで弊社は週30時間未満の勤務時間にしています。
加入するのかとの質問です。
週30時間以上のパートは社会保険に加入しなければならない
はずです。
それで弊社は週30時間未満の勤務時間にしています。
中川:そうですね。
週30時間以上は社会保険に加入する義務があります。
現在は、500人を超える企業のパートは週20時間以上の
場合は社会保険に加入しなければなりません。
週30時間以上は社会保険に加入する義務があります。
現在は、500人を超える企業のパートは週20時間以上の
場合は社会保険に加入しなければなりません。
社長:それを聞いたパートさんが確認したのですね。
弊社は50人ですから、関係ありませんね。
弊社は50人ですから、関係ありませんね。
中川:そのとおりです。
しかし...。
しかし...。
社長:しかしなんですか?
中川:しかし、500人以下の会社でも労使の合意で、週20時間
以上のパートを社会保険に加入できることになっています。
以上のパートを社会保険に加入できることになっています。
社長:法律があるのですか?
中川:はい、平成28年12月にできた法律がそうです。
社長:労使で合意しなければ良いのですね。
中川:そうです。
しかし、時代の流れからいずれパートが週20時間以上勤務の
場合も社会保険加入義務となるでしょう。
しかし、時代の流れからいずれパートが週20時間以上勤務の
場合も社会保険加入義務となるでしょう。
社長:と、いいますと?
中川:第一ステップは500人超えの会社の社会保険加入義務
第二ステップは500人以下の会社は労使合意で加入可能
となれば
第三ステップは500人以下の会社も社会保険加入義務
という流れになるでしょう。
第二ステップは500人以下の会社は労使合意で加入可能
となれば
第三ステップは500人以下の会社も社会保険加入義務
という流れになるでしょう。
過去の政府の施策はだいたいそのような動きをします。
まずは大手企業、次が中小企業という流れです。
まずは大手企業、次が中小企業という流れです。
社長:ええー、参ったなぁ、また人件費が上がります。
社会保険料は高いからなぁ...。
社会保険料は高いからなぁ...。
中川:パートも嫌がるでしょうね。
その分、収入が減りますので。
その分、収入が減りますので。
社長:なんで、会社もパートも困るようなことを政府はするのです
か?
か?
中川:少子高齢化と人口減が時代の背景にあります。
逆戻りはできない状態です。
逆戻りはできない状態です。
社長:しばらく様子をみます。
中川:そうですね。
(中川コメント)
パートに社会保険の加入義務を進めるのは次のような背景があります。
1.社会保障の充実
2.社会保険の格差是正
3.労働力人口の減少にそなえる
仮に週20時間勤務のパートの社会保険は次のようになります。
年収100万円(≒20時間×52週×1000円)
社会保険料率 東京都の場合
健康保険 9.91~11.56%
厚生年金 18.182%
社会保険料率 東京都の場合
健康保険 9.91~11.56%
厚生年金 18.182%
合計 28,092~29.742%(労使折半でおおよそ14%~15%)
会社の負担増 30人いる場合 450万円/年(=100万円×15%×30人)
パート負担増 一人15万円/年
パート負担増 一人15万円/年