【労務管理】誇り

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 ■ 60歳以上の給料の決め方セミナー開催
  【東京】    3月22日(木)13時30分~16時30分
   http://nakagawa-consul.com/seminar/051.html
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60歳以上の給料の決め方をほとんどの会社が間違っています    
60歳以降の給料は、年金と合わせて決めなければなりません。
現役時代の給料の70%とか80%とかいう決め方はご本人も会社も損をします。
また、法律が65歳までの義務化されました。
新しい法律改正による60歳以上の給料の決め方をお話しします。
平成25年3月31日までに労使協定を締結した方が良かったのですが
それを実施していない会社の対応策もご提案します。
詳しくは下記からご確認ください。(セミナー申し込みもできます)

→→  http://nakagawa-consul.com/seminar/051.html
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳  2017年10月8日号 VOL.3267
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一隅を照らす、これずなわち国の宝なり
(続きは編集後記で)
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 【労務管理】誇り
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ベスト・エンプロイヤーの一つである某ホテルでは,
「紳士淑女が紳士淑女に奉仕する」をキャッチフレーズとしている。
ホテルに限らず、すべてのサービス業において、お客様は神様である。
しかし,お客様と社員との関係が、主人と下僕のようであっては、
社員は自らに誇りをもつことができない。
自らを誇れない人間のモチベーションが,高いはずがない。
このホテルでは,特に最上位の顧客層をターゲットとしているので、
顧客(ゲスト)のことを紳士淑女と呼ぶ。
しかし同時に、こうした紳士淑女にサービスを提供する社員もまた、
紳士淑女なのだと規定する。
つまり、このホテルで働くことは、第一級の人間として生きることであり、
それだけの誇りをもてということなのである。
そして、紳士淑女であるから、だれかの命令で動くより、自らの判断で
行動することが期待される。
ここに、マニュアルを超えるサービスが生まれる。
しかも、社員が自らをゲストと同じ紳士淑女と認識することは、顧客視点
でものを見て考える習慣にもつながる。
ゲストが要求するからという理由ではなく、自分がゲストならこうしてほ
しいと考えて行動するので、まるでゲストの心を読んだかのような、
先手を打ったサービスができる。
これが,このホテルをして「顧客に感動を与える」という世評を
勝ち得させている。
また,別のある医療関係の会社では,自社のことを「人の命を守る会社」と
いう言い方をしている。
実は,筆者がさまざまな会社をコンサルテイングしていて気付くのは,
一般に医療関係・医薬関係の会社は,社員のモチベーション
(エンゲージメント)が比較的高いことである。
なぜ高いのか,社員にインタビューをしてみると,ほぼすべてのケースで
「人の役に立つ仕事をしているから」
「人の健康に貢献できるから」
といった回答が得られる。
つまり彼らは,自分の会社や仕事に対して大義を感じ,誇りを抱いている
のである。
自分たちの仕事はすばらしい仕事だ。
そう思えることほど,仕事に熱中・没頭しやすいものはない。
まさにエンゲージメントである。
ところが,残念なことに普通の医療関係・医薬関係の会社では,本来の
大義とは裏腹に,経営陣は口を開けば利益のことばかり言う。
社員にしてみれば,利益を上げなければいけないことに異論はないが,
そればかり言われては興ざめしてしまうのである。
しかし,ベスト・エンプロイヤーでは,自分たちが大義のために働いて
いるということを,高らかに何度でも唱える。
もちろん,売り上げや利益の目標がないわけではない。
もしかしたら本当は,経営陣の頭の中は,株主への利益的コミットメントが
果たせるかどうかでいっぱいなのかもしれない。
それでも,あえて「自分たちは人の命を守る仕事をしているのだ」と言う。
こうしたミッションに,優秀な人材が集まり,社員のモチベーションが
刺激されるのである。
さらに,このように誇れるミッションを心に刻み付けることは,ぎりぎりの
場面で正しい行動を選択させるためのガイドラインにもなる。
ぎりぎりの場面とは,例えばコンブライアンスと効率とが相反するような
場面であり,顧客からのクレームに対応する場面であり,自社製品で事故や
事件が起きたときの対処の場面をいう。
そのような難しい状況で,世間の信用を失わないように振る舞うには,
単にマニュアルを規範にしたのでは不十分である。
千変万化の状況に正しく対応するには,自分たちの究極の存在理由を
認識していなければならない。
(中川コメント)
本日の記事は「社員のモチベーションアップの新施策」(労政時報)の
一部を引用しました。
お役に立てば幸いです。
    
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 ■長時間残業対策セミナー
   【東京】  10/26(木)
  13時30分~16時30分 場所:東京都 銀座 
        受講料 24,000円(税別)  
    http://nakagawa-consul.com/seminar/087.html
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    ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています      
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ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています。
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    編集後記      
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一隅を照らす、これずなわち国の宝なり
            平安時代の僧・天台宗の開祖 最澄
一隅を照らすとは、「社会の片隅にいながら、社会に役立つ仕事をする」
という意味です。
わかりやすく言うと、「社会から注目されるような仕事をしていなくても、
やるべき仕事に熱心に打ち込んでいる人は、国にとって欠かすことのでき
ない大切な財産である」ということを表しています。
あるとき、お釈迦様が弟子たちと田舎道を歩いていると、一人の舟漕ぎと
と出くわしました。
お釈迦様はその舟漕ぎに深々と一礼し、合掌しました。
次に、一人の木こりと出くわしました。
ここでもお釈迦様は木こりに深々と一礼し、合掌しました。
「偉くもないあの人たちに、なぜ?」と不思議に思った弟子が理由を
尋ねると、お釈迦様は次のように答えたのです。
「あの舟漕ぎのおかげで、私たちは安心して川を渡ることができる。
あの木こりが木を切ってくれるおかげで、私たちは家に住むことができる。
私たちがこうして生活できるのは、あの人たちが陰日向で支えてくれて
いるからなのだよ」
地味であっても、目立たなくても、単調でも、私たちが毎日行っている
仕事は、世の中のため、人のために大いに役立っているのです。
自分では気づいていないだけで、大勢の人に喜びと感動を与えているのです。
豊かで便利な生活が送れるように貢献しているのです。
そう思えば、今の自分の仕事に誇りが持て、前向きな気持ちになれますし、
マイナスに傾いていた感情だって、プラスに移行していくことでしょう。
(もやもやした感情を整理する8つのコツ 植西聰 水玉舎刊より)
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  【DVD版】 長時間残業対応セミナー
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過労死事件が続発しています。
長時間残業は大きな問題だと思いつつ、その解決を先送りしていませんか?
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