[人事] 気に入ったパートのみ正社員にすることはOK?

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳  2020年7月4日号 VOL.4544
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句読 くとう なぜ「くどく」とか「くとく」といわないのか?
(続きは編集後記で)
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[人事] 気に入ったパートのみ正社員にすることはOK?
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Q.パートを正社員転換する仕組みとして、規定はありませんが、
  部課長が「この人」と思う者がいれば、声をかけ推薦しても
  らっています。法律が求める措置として十分なのでしょうか。
A.全員に公平客観的前提
パート・有期雇用労働法13条は、パート等(大企業は、令
  和2年4月から有期雇用労働者も対象)から、正社員など通
  常の労働者へ転換する機会を与えるよう求めています。具体
  的な方法の1つとして、一定の資格を有するパート等を対象
  とした転換のための試験制度を事業場内に設けることを挙げ
  ています。一定の資格には、たとえば勤続年数や、その業務
  に必要な資格などがあり得ます。
  お尋ねのケースは、同法13条の求める措置としては不十分
  となります。人事考課の成績といった要件を明確にし全員閲
  覧可能とするなど、事業場内の全パート等を対象に機会を与
  える公平で客観的な仕組みを整える必要があるでしょう。
(中川コメント)
チャンスは公平に与えましょう。
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[題名] 半日版 就業規則の作り方 セミナー
[講師] 中川清徳(中川式賃金研究所 所長)
[料金] 24,000円(税別) 人数不問
[日時] 8月4日(火) 13時30分~16時30分(3時間) 
[申込] https://nakagawa-consul.com/seminar/005_web.html
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編集後記      
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句読 くとう なぜ「くどく」とか「くとく」といわないのか?
現代の文章には、「。(まる)」と「、(てん)」が使われており、
それを句読点(くとうてん)という。
江戸時代以前には句読点はなかった。「。」を句点(くてん)、
「、」を読点(とうてん)というが、「、」のほうを句点と思って
いる人もいるようだ。
文末に打つのが句点で、文章を読みやすくするために、
文の途中に打つのが読点である。
「読」という字は、ふつう「どく」(例、読書)、
または「とく」(例、読本)と音読みする。
ところが句読、読点の「読」は「とう」と発音することになっている。
じつはその「続」は、よむ(読む)という意味ではなく、区切ると
いう意味であり、その意味で使われるときには、「読」は「とう」と
音読みする。
(親を切ると書いてなぜ「親切」 北嶋廣俊敏著より)
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