[雇用] 63歳の嘱託が長期欠勤しているのでは契約更新をしたくない
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発行者: 中川清徳 2020年8月28日号 VOL.4599
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インドネシアとモナコの国旗が同じなのは話し合って決めたから
ホント? ウソ?
(続きは編集後記で)
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[雇用] 63歳の嘱託が長期欠勤しているのでは契約更新をしたくない
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Q
弊社は定年が60歳です。
Aさんは、63歳ですが、私傷病で長期欠勤をしています。
1年の有期契約をしています。
その契約の更新が来月となります。
しかし、いつ職場復帰するかが分からないので、契約の更新を
しないつもりです。
その場合でも、本人から契約の更新の希望があれば契約を
更新しなければならないのでしょうか?
A
結論 契約を更新しなくてもOK
御社の就業規則に解雇する場合の条文があると推測します。
それにしたがって、年度更新をしないことは問題ありません。
ご質問の趣旨は、65歳までの雇用義務があるので、本人から
希望があれば65歳まで雇用を継続しなければならないのかという
ことでしょう。
65歳までの雇用義務は絶対的なものではありません。
たとえば、正社員でも、長期の私傷病の場合、休職後に解雇することは
一般的です。
それと同じようなことです。
(中川コメント)
嘱託の方が雇用継続を求めても、客観的に合理的であれば
契約の更新をしないことができます。
客観的に合理的とは、就業規則に明記してあり、そんな状態なら
しょうがないと思えることです。
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編集後記
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インドネシアとモナコの国旗が同じなのは話し合って決めたから
ホント? ウソ?
答え ウソ
世界には似たようなデザインの国旗が多くあるが、実は同じ
デザインの国旗も存在する。
国旗の上半分が赤、下半分が白というデザイン。これを国旗として
いる国が、インドネシアとモナコだ。
アジアのインドネシアとヨーロッパのモナコ、地域も言語も宗教も
歴史もまったく異なっているのに、国旗のデザインが同じなのだ。
国旗の縦横比が、モナコは四対五、インドネシアは二対三と異なる
ので、厳密には同じとはいえないものの、ほとんどその違いには
気づかない。
「きっと、どちらかの国が真似たのだろう」などと勘繰りたくもなる
が、デザインのシンプルさゆえか、まったくの偶然の結果という
から驚きである。
しかし、両国にとってみれば、国の象徴である国旗がそっくりと
いうのは、面白いはずがない。そのため、両国で本家本元争いが
勃発している。
国旗が制定されたのはモナコのほうが早く1818年。
13世紀からモナコを支配してきたグリマルディ公家の色に由来して
おり、公家の紋章は現在もモナコの国章としてそのまま使われている。
一方、第二次世界大戦後の1945年、オランダから独立したインドネ
シアは、その際、情熱の赤と真実の白をモチーフに国旗を制定した。
ここまでの話なら、モナコの国旗成立年が早いのでモナコに軍配が
上がるように思われるが、ことはそう単純ではないようだ。
モナコがインドネシアにデザインの変更を求めたところ、
インドネシアは紅白旗の原型は、すでに13世紀に完成していたと主張。
国旗間題は平行線のままになっている。
どちらも国の威信に関わる間題なので譲るわけにはいかず、
今もって両国は同じ模様の国旗を使い続けている。
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