[賃金] 危険手当について
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[講師] 中川清徳(中川式賃金研究所 所長)
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[料金] 21,000円(税別) 23,100円(税込) 人数不問
[日時] 4月20日(火) 13時30分~16時30分(3時間)
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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳 2021年4月13日号 VOL.4826
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新聞の上下のギザギザと穴はなぜ?
新間紙をよく見ると、上下がギザギザしていて、下のほうには
何カ所か小さな穴も空いている。あれはなぜ?
(続きは編集後記で)
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[賃金] 危険手当について
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
読者から質問があるそうですね。
中川:はい、匿名希望さんからです。
(引用開始)
日頃はメルマガで大変お世話になります。
お忙しいところ恐縮ですが、一つご質問させて頂きます。
さて、先日の弊社労使協議会において、危険手当を検討して欲しいと
の要求が組合からありました。
理由を聞くと、弊社の業務において化学工場などの現場に設置された
製品の修理・定期点検などがあります。
昨今、化学工場の爆発などもあり、身の危険を感じる現場なので、
危険手当が欲しいとの要求です。
ただ、頻繁に化学工場だけに出向くわけではなく、食品、電気、
自動車、薬などの広範囲な業種の工場へも出向きます。
社内におきましても、薬品を扱いますので、その危険や、機械工は
旋盤、フライスの危険、社員の自動車の運転、飛行機での出張なども
危険では、と拡大解釈されます。
会社に余裕でもあればそれも可能ですが、今時、この様な危険手当を
付ける中小企業があるでしょうか?
会社として手当ては付けない、従来のままと回答したいのですが、
何か問題はあるでしょうか?
何卒宜しくお願い申し上げます。
(引用終わり)
社長:労働組合があるのですね。
要求はもっともな気もしますが経営者の疑問も分かります。
どうしたらいいですか?
中川:結論は匿名希望の社長のお考え取りで良いです。
社長:でも、危険な場所で働くのですから手当が欲しいという
気持ちもわかります。
どうして危険手当を支給しないでも良いということですか?
中川:化学会社へ出向く頻度が低いことと、化学会社の事故発生の
頻度が低いことの両方があるからです。
日常生活の中でも身の危険を感じることは多々あります。
それと同じかそれより頻度は低いでしょう。
社長:つまり、組合の要求は過大要求だということですか?
中川:そうです。
この会社では薬品や旋盤などを操作しているのですが、
危険という確率ではその作業の方が高いかもしれません。
社長:旋盤とはなんですか?
中川:金属の材料をくるくる回る刃先で削る機械です。
社長:木をくるくる回してこけしを作るようなイメージですか?
中川:そうですね。
社長:よその会社はどうしていますか?
中川:危険手当を支給している会社はなかったと思います。
社長:そうですか。
中川:作業環境に関する手当は相当劣悪な場合に支給すべきだと
思います。
ご質問の経営者がご指摘しているように、危険の確率が
低い作業に危険手当を支給すれば拡大解釈されて、ドンドン
適用範囲が広がるおそれがあります。
危険手当を支給すべきではないと考えます。
危険手当の要求は拒否しても問題ありません。
(中川コメント)
屋外作業の労働者に雨が降ったら「雨手当」を支給していたことが
あります。
ところが雨と言っても小雨、豪雨、午前中だけあるいはパラパラと
いろいろあるのです。
豪雨での作業であれば気の毒に思いますが、パラパラ雨でも雨が
降ったと「雨手当」を要求してもめました。
屋外労働は雨天でも作業するのが前提であるということで、
廃止した経験があります。
作業環境に関する手当は定義が難しく、拡大解釈される可能性が
あるので相当劣悪な作業環境の場合に限定したほうがいいでしょう。
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編集後記
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新聞の上下のギザギザと穴はなぜ?
新間紙をよく見ると、上下がギザギザしていて、下のほうには
何カ所か小さな穴も空いている。あれはなぜ?
新聞は、まずロール紙に紙面を印刷してから、あとで機械で断裁
する。断裁の際に、下のほうを8本の針で突き通して引き出すと
同時に、のこぎりのようなカッターで切るため。
(色鉛筆は丸いのに鉛筆はなぜ6角形? 知的生活推進版編より)
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