時間外労働時間数は認定基準を下回るが労災認定
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[題名] 社員と、もめごとを起こさない就業規則の作り方セミナー
[配布] レジメ89ページ 資料120ページ
[講師] 中川清徳（中川式賃金研究所 所長）
[料金] 38,000円（税別） 41,800円(税込) 人数不問
[日時] 4月 5日(火) 10時00分～16時30分(5.5時間)
5月31日(火) 10時00分～16時30分(5.5時間)
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社長、上司が「あの人はすごい！」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし！大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る
発行者： 中川清徳 2022年3月18日 VOL.5167
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日本で最古の苗字は「安曇」
(続きは編集後記で）
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時間外労働時間数は認定基準を下回るが労災認定
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大庄事件 東京地裁 令3.10.25判決
[判決]
時間外労働時間数は認定基準を下回る。
しかし、負荷要因に当てはまる事情等を考慮すれば、業務と脳出
血発症との間の相当因果関係が認められるから労災である。
[労働状態]
Y社の経営する居酒屋の調理担当社員であったXが、長時間の不規
則な時間により脳内出血（以下、本件脳出皿）を発症し、
左片麻痺等の後遺症を負った。
Xの時間外労働が、脳・心臓疾患の業務起因性に関する厚生労働省
の認定基準（「脳血管疾患及び虚皿性心疾患等（負傷に起因する
ものを除く。）の認定基準について」平13.12.12 基発1063）上、
業務と発症との関連性が強いと評価できるとされている水準
（発症前1カ月間におおむね100時間超または発症前2~6カ月間
にわたり1カ月当たりおおむね80時間超）には達していない。
しかし、これと同等の水準にあったことや、不規則な勤務等、
認定基準上負荷要因とされている事情があったこと等を踏まえて、
業務と発症との間の相当因果関係を認めた。
[相殺]
Xの基礎疾患である高血圧が発症に多大な影響を及ぽしたとして、
Xの負担割合を6割と判断し、約1400万円の範囲でXの請求を認容
した。
（中川コメント）
会社は過重労働の負荷軽減を図った形跡がなかったことで、
安全配慮義務違反だと指摘されました。
60時間以上の残業をしている従業員を確認することを推奨します。
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[題名] 社員と、もめごとを起こさない就業規則の作り方セミナー
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編集後記
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日本で最古の苗字は「安曇」
日本人は誰でも苗字をもっている。
その苗字の数は12万ほどあるといわれているが、そのうち
もっとも古い苗字は何という名だろうか。
現存する日本でもっとも古い書物、『古事記』に苗字が登場して
いる。
伊耶那岐命（いざなぎのみこと）と伊耶那美命（いざなみのみ
こと）の夫婦はさまざまな神々を生むが、火の神を生んだとき
伊耶那美命は陰部を焼かれて死に、黄泉国（死の国）に行く。
伊耶那岐命は彼女に会いに行くが、腐りはてたその姿を見て逃げ
帰り、黄泉国に行った体の穢（けが）れを清めるため禊（みそ）を
する。
底津綿津見神（そこつわたつみのかみ）、中津（なかつ）綿津見
神、上津（うわつ）綿津見神などが次々に生まれる。
「この三柱の綿津見神は、安曇連（あずみのむらじ）たちが祖神
として斎（い）み謹んでお仕えする神である」と『古事記』に
ある。
「安曇連」の「連」は敬称（爵位）で、「安曇」は苗字であり、
これが記録に残るもっとも古い苗字ということになる。
ちなみに安曇連は、志賀島（しかのしま）（福岡県）を本拠とし
た古代の豪族である。
(知って得しない話。 北嶋廣敏著 グラフ刊より）
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