賞与支給日には定年退職している人の賞与

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[題名] パワハラ・セクハラ撲滅セミナー
[講師] 中川清徳 中川式賃金研究所所長
[日時] 5月25日(水)13:30~16:30
6月22日(水)13:30~16:30
[料金] 24,000円(税別) 26,400円(税込)
[申込] https://nakagawa-consul.com/seminar/088_web.html
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人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る

発行者: 中川清徳  2022年5月17日 VOL.5227
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成功者は運命を忘れ、
失敗者は個人の力を忘れる

(続きは編集後記で)

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賞与支給日には定年退職している人の賞与
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Q
当社は7月10日に賞与を支給する予定です。
Aさんは6月末に定年退職します。
当社は賞与支給日に在籍していない場合は賞与を支給しない
ことになっています。
定年退職の場合も適用して問題ありませんか?


[結論]
賞与を支給しなくても問題ありません。

[理由]
賞与は賃金そのものではないので、賞与の支給基準は事業主が
自由に決定できるから。

[補足]
自己都合退職者は支給しないのが一般的です。
しかし、定年退職者は退職前に賞与相当額を支給するのが
良いと思います。

(中川コメント)
定年退職する方には賞与支給日に在籍していなくても
賞与相当分を払うことを推奨します。
退職金に上乗せし、賞与相当額を明示するとなお良いです。

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編集後記
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成功者は運命を忘れ、
失敗者は個人の力を忘れる

川をはさんで同じような村があった。
左岸の農夫は豆を植え、右岸の農夫も豆を植えた。ところが、秋に
なって洪水が発生し、左岸の堤防は決壊したが、右岸の堤防は
決壊を免れた。

このとき、左岸の農夫は運命が自分に味方してくれなかったことを
嘆いた。右岸の農夫は自分が汗水垂らして一生懸命働いたからこそ
決壊を免れ、収穫を得ることができたと考えた。

このどちらか一方だけが正しいというわけではない。
どちらにも、天運も人の力もあったのだ。
ただ、左岸の農夫は人力のことを忘れて運命のことだけを言い、
右岸の農夫は運命のことを忘れて人力のことだけを言ったに
すぎない。
人力や運命が一方だけにかたよっていたわけではないのだ。

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