部署異動が望ましいとの診断書
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7月20日(水) 14時00分～16時00分 ２時間
[講師] 中川清徳 中川式賃金研究所所長
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労務管理に奇策なし！大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る
発行者： 中川清徳 2022年5月25日 VOL.5236
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5Sはそれほどお金を掛けずにできるという事で、
安易に始められる事が多いのです。
(続きは編集後記で）
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部署異動が望ましいとの診断書
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Q
Ａさんは現在休職しています。
職場復帰が可能だとの診断書が提出されました。
しかし、診断書に「部署異動が望ましい」と記載されています。
部署異動をしなければならないのですか？
Ａ
[結論]
主治医に面談して部署異動が望ましい理由を確認する
[理由]
「望ましい」とあり、絶対的な条件ではありませんし、診断書は
拘束性がないから、部署異動は会社で判断することに
なるからです。
[補足]
産業医とも相談しましょう。
職場の人間関係から回避するためのわがままかもしれません。
ただし、部署異動をしなかったことで、症状が悪化した場合は
安全配慮義務違反が問われる可能性があります。
制限付きの職場復帰は認めないのがよいでしょう。
（中川コメント）
その部署に問題がある可能性があります。
その調査をし、改善点があれば改善することが必要です。
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編集後記
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5Sはそれほどお金を掛けずにできるという事で、
安易に始められる事が多いのです。
他人真似で目的も定かではないのに始めるところもあるくらい
ですから、すぐに始められますが、そういう簡単に始められた
運動は、いつの間にかうやむやになってしまうという傾向もある
のです。
また、人間はすぐにやめるという特性ももっているのです。
そのため、しっかりとした目的を明らかにした5S運動でも、
形骸化してしまう事も多いのです。
一旦始めたら、成功させるには徹底したフォローが必要です。
それは、5S点検制度のようなものを作って、職場点検を実施した
り、チェックを続けるという事では十分ではありません。
もちろん、看板を立てたり、ボスターを貼ったり、あるいは点数
制度や表彰制度を作って競争意欲に訴えて活動の活発化を図った
り、他にも、家庭訪問をしたりといった、いろいろ当たり前の
ことから、工夫を重ねた事までいろいろやり方が試みされれると
思います。
まず、前提として必要な事はトップの情熱です。
5Sに対して示す熱意と、行動の率先垂範が必要なのです。
５ゲン主義 ５Ｓ管理の実践 古畑友三著 日科技連
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