◆今月の経営格言 高橋是清(政治家)

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人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る

発行者: 中川清徳  2023年2月17日 VOL.5502

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名前で呼ぶことは相手を認めている・尊重していること
になることをわかっていました。

続きは編集後記で

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◆今月の経営格言 高橋是清(政治家)
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◆今月の経営格言

「生を踏んで恐れず」

高橋是清(政治家)

出所:「生を踏んで恐れず 高橋是清の生涯」
(幻冬舎)
――――――――――――――――――――――――――――
冒頭の言葉は、

「人生に起こることには、何事であっても、恐れることなく
立ち向かわなくてはならない」

ということを表しています。

高橋氏は、日本銀行総裁を務めた後、1921年には第20代内閣
総理大臣に就任しました。また、数度にわたって大蔵大臣
(現財務大臣)を務め、優れた財政手腕を発揮して日本の
経済危機を救いました。しかし、このような華麗な経歴に対し、
それまでの人生は決して順調なものではありませんでした。

少年時代より横浜で英語を学んでいた高橋氏は、米国留学を
経て、大学南校(現東京大学)で英語の教師をしていました。
しかし、遊蕩により身を持ち崩し、職を辞すことを余儀なく
されます。その後、大蔵省や文部省に入省するも、いずれも
短期間で辞職してしまいました。

官職を辞した後、高橋氏は、共立中学校(現開成中学校・高等
学校)で教壇に立っていましたが、その頃に知人から銀相場へ
の投資を持ちかけられました。当時、高橋氏は、学費に困って
いる青年たちを資金面で援助しようと考えていました。この
ため、もうけで学費を賄おうと投資に加担しましたが、これが
失敗して財産を失ってしまいます。

こうした折、高橋氏は知人のつてで再び文部省に入省しました。
その後、農商務省工務局に転じ、1884年には商標登録所長
(現特許庁長官)に就任しました。高橋氏は、特許関係の仕事
に精力的に打ち込み、ようやく生活は落ち着いたかに思われ
ました。

しかし、その後、高橋氏は、知人から南米のペルーでの鉱山
経営を持ちかけられます。その鉱山は良質の銀を産出すると
され、知人は既に現地の鉱山を購入していました。この話に
乗った高橋氏は、同志を募って鉱山会社を設立し、農商務省
を辞めてペルーを訪れました。ところが、実際に行ってみると、
鉱山は掘り尽くされて廃坑同然の状態でした。このため、鉱山
事業は破綻し、高橋氏は家屋を含む全財産を失ってしまいました。

その後、高橋氏は国内で農場経営や鉱山経営にも取り組みます
が、いずれも失敗に終わりました。こうした高橋氏に対し、
世間からは嘲笑や、誤解に基づく誹謗の声も聞かれましたが、
高橋氏はそれらに耐え、わずかな収入で生活を送っていました。

このような折、高橋氏は、知人から日本銀行の総裁川田小一郎
氏を紹介されます。川田氏は、ペルーでの一連の事件を知り、
高橋氏に興味を持っていたのです。こうして、川田氏の取り
計らいにより、高橋氏は日本銀行の新館建築に関する事務部
で働くこととなりました。

実業界での再出発に際し、高橋氏は一番下の地位から始める
ことを決めていました。そのため、偶然にもかつての教え子
の下で働くこととなりましたが、一向に意に介さず、熱心に
仕事に打ち込みました。

こうした姿勢を川田氏から認められ、その後、高橋氏は日本
銀行内で累進し、ついには総裁にまで上りつめました。
そして、その後は政界に転じ、総理大臣、大蔵大臣などを歴任
することとなります。

このように、高橋氏の人生は、実に波乱に富んだものでした。
後に、高橋氏は次のような言葉を遺しています。

「尽人事而後楽天」

これは、「何事に対しても常に前向きに臨み、一生懸命力を
尽くす」ということを表しています。

川田氏に見込まれ、高橋氏は、建設現場の事務という、これ
までとはまったく畑違いの仕事に取り組むこととなりました。
そうした中にあって、一生懸命仕事に取り組み、在庫管理や
進捗管理などにさまざまな工夫を施しました。また、日本
銀行に正式に採用された後も、銀行業務や経済動向について、
日々熱心に勉強を続けました。こうした積み重ねが、日本
銀行での業務や、ひいては後に大蔵大臣として働く際に
大いに役立つこととなりました。

その独特の風貌から、高橋氏は「ダルマ」というあだ名で
親しまれていました。そして、このあだ名の通り、幾度困難
に遭遇して倒れても、そのたびに起き上がってきました。
難事にあっても意気消沈せず、そのときにできることを一生
懸命に打ち込んで再起を図る。七転び八起きの「ダルマの
精神」が、困難を乗り切る上では重要となるのです。

【本文脚注】
本稿は、注記の各種参考文献などを参考に作成しています。本
稿で記載している内容は作成および更新時点で明らかになって
いる情報を基にしており、将来にわたって内容の不変性や妥当
性を担保するものではありません。また、本文中では内容に即
した肩書を使用しています。加えて、経歴についても、代表的
と思われるもののみを記載し、全てを網羅したものではありま
せん。

【経歴】
たかはしこれきよ(1854~1936)。東京生まれ。
1872年、大蔵省(現財務省)入省。その後、文部省(現文部
科学省)や農商務省(現農林水産省および経済産業省)を経て、
1911年、日本銀行総裁就任。1921年、内閣総理大臣就任。

【参考文献】
「生を踏んで恐れず 高橋是清の生涯」
(津本陽、幻冬舎、2002年4月)
「次代への名言 政治家篇」
(関厚夫、藤原書店、2011年1月)

(中川コメント)
本日の記事は弊社が有料会員となっている「中小企業福祉
事業団」が提供する情報を転載しました。

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編集後記
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名前で呼ぶことは相手を認めている・尊重していること
になることをわかっていました。

名前で呼ぶことは相手を認めている・尊重していることになる
ことをわかっていました。店舗の名簿リストをいつも見ていて、
店舗に行く前に必ず覚えているかチェックしていたそうです。
逆に営業部長は、いつまでたっても社員の名前を覚えていません
でした。
業務指示をするときに、間違った名前で指示をしていました。
名前を間違えて呼ばれた社員が、この営業部長のためにがん
ばる気持ちが出るはずもありません。

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