大手が中途採用に軸足を移している

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る

発行者: 中川清徳  2024年4月11日 VOL.5562
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明確な目標をもって学べ

(続きは編集後記で)

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大手が中途採用に軸足を移している
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日本経済新聞社の最新の調査によると、2024年度の中途採用
計画は過去最高の水準に達し、全体の43.0%を占めることが
明らかになりました。

これは、中途採用が単なる補充要員ではなく、戦略的な経営
資源として位置付けられつつあることを示しています。

主要企業5171社のうち、2242社が回答し、中途採用の計画人数
は前年度比15.0%増の12万6309人に上るとのことです。
これにより、中途採用の比率は前年度の37.6%から5.4ポイント
上昇しました。

特に、IT業界では、デジタルトランスフォーメーション(DX)
に必要な人材の不足が深刻化しており、日本IBMグループでは
前年度比で73.1%増の1217人の中途採用を計画しています。

同様に、日立製作所ではリファラル採用を導入し、670人の
中途採用を予定しており、テクノプロ・グループはダイレク
トリクルーティングサービスを取り入れています。

中途採用増加の背景には、少子化による新卒一括採用の限界や、
柔軟な人材戦略の必要性が挙げられます。

法政大学の山田久教授は、内部育成だけでは人材が不足し、
中途採用の進展が企業競争力向上の鍵となると指摘しています。

日経新聞記事(R6.4.7)を要約しました。

(中川コメント)
多くの中小企業は中途採用中心です。大手が中途採用に力を
入れることは中小企業にとってはやっかいです。
人手不足に拍車がかかりますね。
その中で、次のポイントで求人活動することが重要です。
1.初任給
2.年間休日日数
3.求人票

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編集後記
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明確な目標をもって学べ

弓を学ぶには的がなくてはならない。船を進めるにも道を
行くにも、目的地がなければならない。
それと同じように、人が世の中に出て仕事をしていく上での
基礎となる教育についても、その教育を受ける人間に明確な
目標がなければならない。

的がなくて弓を学べば、弓の技術は空しいものになる。
また、目的地がなければ船は漂流して行き場をなくすし、
目的地をもたずに道を行けば、日が暮れても泊まるところ
はなく、食べ物にもありつくことができない。

学ぼうと思ったら、明確な目標をもたなければならない。

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