無償で2万4600回不当なやり直しをさせた

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳  2024年8月7日 VOL.5679
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ナルシストは嫌われる

(続きは編集後記で)

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無償で2万4600回不当なやり直しをさせた
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公正取引委員会は、大阪シーリング印刷株式会社(本社所在地:
大阪市天王寺区)に対して下請法違反の調査を行い、令和6年
6月19日に正式に勧告を発表しました。

背景
大阪シーリング印刷株式会社は、資本金5000万円以下の個人
および法人(以下「下請事業者」)に対して、食品容器に貼付
するラベルやパッケージのデザインを委託していました。
これらの下請事業者は食品製造業者からの依頼を受けて
デザインを作成し、その給付内容に基づいて作業を行って
いました。

違反内容
調査の結果、同社は下請法第4条第2項第4号(不当な給付内容
の変更及び不当なやり直しの禁止)に違反していることが
判明しました。
具体的には、同社は令和4年4月から令和5年10月の間に、
食品製造業者等の要望を理由に、下請事業者36名に対し、
合計2万4600回に及ぶデザインのやり直しを無償で行わせて
いました。これにより、下請事業者の利益が不当に害され
ました。

勧告内容
公正取引委員会は以下の内容を勧告しました。

・下請事業者の利益の保護:
下請事業者の責任でない場合に、給付後のやり直しを行わせて
利益を不当に害することがないよう確認すること。

・社内体制の整備:
下請法に関する研修を自社の発注担当者に対して行い、再発
防止のための社内体制を整備すること。

・費用の補償:
下請事業者に生じた費用の相当額を支払うこと。
措置内容を役員および従業員に周知徹底すること。

措置内容の実施
大阪シーリング印刷株式会社は、令和6年5月20日に下請事業者
に対し、やり直しによって生じた費用として総額984万円を
支払いました。

(中川コメント)
他山の石としてください。

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編集後記
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ナルシストは嫌われる

職場に「自分大好き人間」と呼ばれる同僚や上司がいるかも
しれません。これが一般に言う「ナルシスト」です。
彼らは、無意識に「自分は重要で特別な人間だ」と考え、
妄想の中の自分を溺愛しています。このような人は多くの
場合、周囲から嫌われます。

特徴:
自己中心的な思考: ナルシストは自分のことを特別だと思って
おり、自慢話を頻繁にします。
例えば、「その仕事に1時間もかかったの?俺だったら5分で
できるよ」などと、周囲に自分の優秀さをアピールします。

他人の感情に鈍感: 自分を褒めてもらいたいという欲求が強い
一方で、他人の気持ちを推し測るのが苦手です。このため、
周囲の心理に気づかず、無意識に不快感を与えることが多い
です。

(職場の心理学 齊藤 勇著 西東社刊より)

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申し添えます。

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