謝罪に誠実さが見られないための解雇

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳  2024年11月6日 VOL.5770
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真面目に一生懸命仕事に打ち込む

(続きは編集後記で)

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謝罪に誠実さが見られないための解雇
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Q
試用期間中のAさんが上司からの指導に暴言を吐きました。
怒った上司が「謝罪しろ」と求めたところ、誠意のない態度で
口先だけでただ「すみません」と謝罪しました。
試用期間中であり解雇したいのですが問題ありますか?


[結論]
問題ないと考えます。

[判例]
試用期間中のバス車掌が職場の先輩社員に対して無礼な言葉
遣いをしたため、その社員が怒り、上司から謝罪を求めら
れた事例があります。
このバス車掌は指示に従って謝罪はしたものの、その態度に
誠実さが見られず、形だけの謝罪であったことから、
企業の期待を裏切り、車掌としての適格性を欠くと判断
されました。(淡路交通事件)。
ここでは、謝罪が求められた状況で、「誠意の欠けた態度」が
問題視されています。

(中川コメント)
試用期間中の評価は、従業員の適性や態度を見極めるための
重要な期間です。今回の事例のように、謝罪に誠実さが欠ける
態度は職場の信頼を損ね、職務上の適格性にも影響します。
場合によっては解雇もやむをえないでしょう。

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編集後記
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真面目に一生懸命仕事に打ち込む

福沢諭吉は、「心訓」という七か条からなる人生訓の第一条に
「世の中で一番楽しく立派なことは、一生涯を真面目に
一生懸命に打ち込むことです」と述べています。

自分が出会った仕事に真面目に一生懸命に打ち込むという
ことは、大変立派なことです。また、真の喜びは仕事の中に
こそあるものです。仕事をおろそかにして、遊びや趣味の
世界で喜びを見出そうとしても、一時的には楽しいかも
しれませんが、決して真の喜びを得ることはできません。

人の一生の中で最も大きなウェイトを占める仕事において
充実感が得られなければ、結局はどこか虚しい一生になって
しまうでしょう。

また、真面目さには二段階あります。第一段階は、定められた
ことをとにかく真面目にコツコツやり続けること。
これはたしかに尊いことです。しかし、もう一段上の真面目
さとは、臭いものに蓋をせず、あえてやりづらいこと、
面倒なことに一歩踏み入る真面目さです。これこそが
「壁を超える」真の真面目さといえるのです。

「ミヤジマ ism rev.2」朝礼で音読 株式会社ミヤジマより
URL:http://miyajima-jp.com

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そのため、用語の使い方、表現の仕方等が不正確な場合が
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