■地域密着の老舗が破綻に至った背景とは■ ~松月堂製パンの事例から学ぶ事業継続のヒント~

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発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年7月10日 Vol.6016
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■心を奮い立たせる力の連鎖■
(続きは編集後記へ)

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■地域密着の老舗が破綻に至った背景とは■
~松月堂製パンの事例から学ぶ事業継続のヒント~
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「地元で長く愛されていた店が、突然なくなる」。
そんな出来事が、いま私たちの身近でも起きています。

1934年創業の松月堂製パン(山口県宇部市)は、
学校給食やスーパー向けにパンを提供してきた老舗です。
「給食といえば松月堂」と地元で親しまれていましたが、
今年2月に自己破産を申請し、事業を終えました。

要因は多岐にわたります。
大手パンメーカーの進出、原材料費や光熱費の高騰、
そして主力のOEM先からの突然の取引停止。
再建に向けて直営店の子会社化や事業転換も試みましたが、
明確な方向性が定まらないまま、力尽きました。

注目すべきは、顧客の声に応えようと
中止したはずの包装パン製造を一部再開したこと。
「地域のために」と応じた判断は美徳ですが、
経営的には“迷走”と受け止められた面もあるでしょう。

本件は「地域に根差す」企業ほど、
冷静に事業を見直す覚悟が必要であることを教えてくれます。
「このままでいいのか」と、自社に問いかける
タイミングかもしれません。

まずは、収益を生まない事業を洗い出すことから
始めてみませんか?

(この記事は、「日経トップリーダー」
2025年6月号の記事を基に構成しました)

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編集後記
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■心を奮い立たせる力の連鎖■

心は気を奮い、気は血を奮い、血は体を奮い立たせる。
たとえば「今は自分の脚力が弱い。これを鍛えたい」と
望めば、自然に心は脚に向かう。つまり心の働き次第で
気が動き、血が流れ、体が応える。逆に言えば、心が
動かねば体も動かぬ。心が気を奮い、気が血を動かす。
これは自分を鼓舞する起点は心であるという証でもある。
強い気を持つ者は、自然と強い身体を得て、やがて卓越
した力を発揮する。心を奮い、気を発し、血を巡らせる。
それが人を高め、卓越した力士へと導いていく。

出典:『努力論』 幸田露伴 三輪祐範訳 ディスカバー刊
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