■育児休業の復職対応はどうすべきか■

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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
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発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年10月4日 Vol.6110
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■いまの70代は昔と違う■
(続きは編集後記で)

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■育児休業の復職対応はどうすべきか■

中小企業の経営者や管理職の方から、
「育児休業中の社員が、予定より早く復職したいと
言ってきた。どう対応すればよいのか」というご
相談がありました。皆さまの会社でも、似た
ような場面に直面するかもしれません。

■実際にあった事例■

ある企業では、社員が「1歳まで育休をとる」と申請
していました。ところが希望する保育所に入れそう
だという理由で「予定より早く復職したい」と申し
出てきたのです。しかし会社は代替要員を配置済み。
すぐの復職は難しい状況でした。

この場合、法律上「必ず受け入れなければならない」
とはされていません。育休の終了日を前倒しする規定
はなく、就業規則に特別な定めがなければ、会社は
拒否できます。ただし、頭ごなしに断るのではなく、
社員の事情を丁寧に聞き取り、代替要員の契約や業務
体制の調整について誠実に説明することが大切です。

■経営者へのポイント■

一律に「ダメ」とするのは、育児と仕事の両立支援を
進める国の方針ともずれてしまいます。現実的に難し
い場合でも「なぜすぐに復職できないのか」を明確に
伝えれば、社員も納得しやすくなります。結果的に、
信頼関係を保ちながら職場の混乱を防ぐことができる
のです。

■まとめ■

育休からの復職対応は、企業の柔軟さと誠実さが試さ
れる場面です。まずは自社の就業規則を確認し、代替
要員の契約や業務の流れを整理しておきましょう。そ
のうえで、社員と対話しながら最適な対応を探ること
が、会社にとっても社員にとってもプラスになります。

まずできることから始めましょう。たとえば「自社の
就業規則を確認する」こと。それだけでも第一歩です。

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( ) コンサルティングの内容を知りたいので確認したい
( ) コンサルティングの見積りをして欲しい
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編集後記
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■いまの70代は昔と違う■

かつての70代は体力も落ち、老後を意識する時期と
されていました。しかし現代の70代は大きく異なり、
若々しく活動的な人が増えています。その理由の一つ
は、戦後の栄養状態や医療の改善です。結核や感染症
で若い頃に命を落とす人が減り、平均寿命が大きく延
びました。さらに成長期の栄養状態が向上したことで
体格も良くなり、健康を保ちやすくなったのです。

■戦後の変化がもたらした影響■

戦前生まれの人が70代になった頃と比べ、戦後生まれ
の人々は圧倒的に健康度が高いと言われます。平均寿
命が延びただけでなく、「生き生きと暮らせる期間」
も長くなったことが大きな特徴です。つまり、単に寿
命が延びるのではなく、要介護となる時期を遅らせ、
元気な状態を長く維持できるようになったのです。

■70代からの生き方のカギ■

70代をどう過ごすかが、その後の人生を左右すると言
われています。元気なうちに趣味や社会活動を続ける
ことが、健康寿命をさらに延ばすカギです。昔の70代
とは異なり、現代は新しい挑戦を始める人も少なくあ
りません。70代からの生き方が、人生全体の豊かさを
大きく変える時代になってきているのです。

出典:『70歳が老化の別れ道』和田秀樹著

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☆発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 所長 中川清徳
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