■資格手当の見直しは「不利益変更」になるのか?■

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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!

発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年10月28日 Vol.6134
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■派遣社員に学ぶ「成果を出す姿勢」■
(続きは編集後記で)

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■資格手当の見直しは「不利益変更」になるのか?■

「資格手当を支給しているけれど、実際には資格を活かしてい
ない社員もいる。見直しても大丈夫だろうか。」そんな相談を
受けることがあります。

ある中小企業では、業務に関係する資格を取得した社員に毎月
一万円を支給していました。しかし年数が経つにつれ、資格を
使わない部署に異動した社員も増え、「支給を続けるのは不公
平では」との声が上がりました。経営者は、手当を減額または
廃止することを検討しましたが、「不利益変更になるのでは」
と不安を感じていました。

法律上、賃金制度の変更は社員に不利な内容であっても、合理
的な理由があり、かつ手続きが適正であれば認められる場合が
あります。ただし、十分な説明をせずに突然変更すると、トラ
ブルになる可能性があります。

判断のポイントは三つです。第一に、資格が現在の業務に必要
かどうか。第二に、変更による影響が大きすぎないか。第三に、
社員が納得できるよう丁寧に説明したかどうかです。

(中川コメント)
資格手当の見直しは、単なる経費削減ではなく、「努力をどう
評価するか」という会社の姿勢を示す機会でもあります。社員
との信頼関係を損なわないよう、説明と話し合いのプロセスを
大切にしましょう。

まずは、自社の資格手当が現在の仕事と合っているかを確認す
るところから始めてみてください。

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編集後記
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■派遣社員に学ぶ「成果を出す姿勢」■

日々の業務を観察する中で、気付かされたことがあります。
派遣社員の中には、仕事ぶりが本社に認められ、昇格した人が
いました。その社員の口ぐせは「ここで手柄を立てて本社に戻り
たい」というもの。つまり、自ら成果を出そうとする強い意欲を
持っていたのです。

派遣先の上司に頼るのではなく、自ら考え、結果を出すために
工夫し続けていた点が印象的でした。明らかに後者の方が信頼
され、評価されていたのです。

この姿勢は、正社員であっても大切な考え方です。与えられた
環境の中で、自分がどう価値を生み出すかを意識して行動する。
その積み重ねが、周囲の信頼を得て、次のチャンスを引き寄せ
るのだと感じます。

出典:『すぐ動くのはやめなさい』(佐々木常夫著/青春出版社)

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☆発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 所長 中川清徳
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