■主治医と産業医の意見が違う時の対応ポイント■
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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!
発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年12月10日 Vol.6177
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■なぜ若手社員は「言われないと動けない」のか■
(続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ)
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■主治医と産業医の意見が違う時の対応ポイント■

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現場では「復職できるのか判断が難しい」という声を
よく耳にします。主治医は復職可能と言う一方で、
会社が依頼した産業医(指定医)は慎重な見方を示す。
そんな場面は決して珍しくありません。
ある会社でも、休職中の社員が復職を申し出た際、
主治医は「もう戻れます」と診断しました。しかし、
会社指定医は「回復は一時的かもしれない」と判断し、
結論が分かれてしまいました。会社は指定医の意見だけを
基に結論を急いでしまい、トラブルへと発展したのです。
裁判所はこのケースで「結論だけを見て判断しては
いけない」と指摘し、長期間診ている主治医の診断の
方が説得力を持つと判断しました。回復の経過が丁寧に
記録されていたからです。
実務では、主治医と産業医の意見が違った場合、
どちらか一方だけを採用するのではなく、双方の情報を
ていねいに照らし合わせることが大切です。必要であれば、
主治医への照会や追加の聞き取りも行いましょう。
復職は「完全治癒」でなくても、元の仕事を通常の程度に
こなせるレベルであれば可能とされています。
無理のない範囲で軽作業から始めるなど、
会社側の配慮が求められるケースもあります。
社員の不安を和らげながら、慎重に進めたいところです。
まずは、自社の復職手順が明確かどうか、
一度見直してみませんか。
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【本からの気づきメモ】
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■なぜ若手社員は「言われないと動けない」のか■
今どきの若手社員が指示待ちに見える背景には、デジタル
ツールの進化があると言われます。検索すれば答えに届く
現代では、想像を働かせなくても事が進むため、思考の第
六感ともいえる力が弱まりつつあると指摘されます。資料
を印刷するだけでも、誰が使うのか、何のために必要なの
かを想像する習慣が欠けがちです。とはいえ、若手の感覚
が劣っているのではなく、彼らに必要なのは仕事の本来の
ゴールを考える経験です。そもそもを考える習慣を重ねる
ことで、言葉の表面では見えない目的に気付けるようにな
り、仕事の意図を理解して自ら動けるようになると言われ
ています。
出典:『今どきの若手社員のトリセツ』( 平賀充記著)
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