■解雇したのに賃金が発生する?知らないと怖い話■
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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!
発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年12月25日 Vol.6192
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■包容力を持つ■
(続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ)
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■解雇したのに賃金が発生する?知らないと怖い話■

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現場でよくある悩みとして、
「もう解雇したのだから、給料は不要ですよね」
そんな声を聞くことがありますよね。
ところが、解雇をめぐるトラブルでは、
思わぬ賃金支払いが発生することがあるのです。
ポイントは、解雇が後から
「無効」と判断された場合です。
この場合、会社は
解雇期間中の賃金を
さかのぼって支払う必要が出てきます。
働いていない期間なのに、
賃金を払うことになるため、
金額が大きくなることもあります。
例えば、こんなケースです。
注意指導を重ねた上で解雇したものの、
手続きや理由の説明が不十分だったため、
後日、解雇は無効と判断された。
その結果、
解雇から職場復帰までの数か月分の
賃金支払いが必要になった、というものです。
基本給だけでなく、
毎月必ず出していた手当も
対象になることがあります。
一方で、
実際に働いていないからこそ、
支払わなくてよいものもあります。
通勤にかかる実費や、
実績に応じて出る残業代、
評価次第の賞与などです。
ただし、
全体として一定額を下回らないように
注意が必要になる点もあります。
さらに、
解雇期間中に別の仕事をしていた場合でも、
すぐに支払い不要とは限りません。
「会社に戻るつもりがあったか」
という点が見られることになります。
解雇は、感情ではなく、
事前の準備と冷静な判断が大切です。
迷ったときは、
一度立ち止まって整理してみませんか。
それが、会社を守る近道になります。
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【本からの気づきメモ】
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■包容力を持つ■
この世の中でうまく生きていくためには、
あまりに潔癖すぎてはいけません。
世の中には、汚いものや乱れたものが
数多くありますが、それをすべて
避けて通ることはできないからです。
人とのつき合いにおいても同じで、
好き嫌いの感情で割り切りすぎるのは
決してよいことではありません。
世の中には善人も悪人も、思いどおりに
ならない人もいますが、そうした人たちを
拒まず受け入れる包容力が必要です。
出典:『菜根譚』(祐木亜子訳/ディスカバー刊)
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