■そのAI入力、本当に大丈夫?会社を守る3つの習慣■

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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!

発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2026年8月31日 Vol.6540
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■警察官の胸に小さなカメラ■
(続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ)

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■そのAI入力、本当に大丈夫?会社を守る3つの習慣■
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「AIを使ったら、企画書が早くできました」

「取引先の情報も入力した方が、
もっとよい回答が出ますよね?」

職場で、このような会話が増えていませんか?

生成AIは、文章の作成や情報整理を助け、
人手不足を補ってくれる便利な道具です。

一方で、使い方を誤ると、会社の秘密や
顧客情報が外部に漏れるおそれがあります。

会社が正式に認めていないAIを、
社員が個人の判断で業務に使うこともあります。

これを「シャドーAI」といいます。

経営者が「うちはAIを導入していないから
関係ない」と考えていても、すでに現場では
使われているかもしれません。

では、現場ではどう考えればよいのでしょうか。

Q 社員によるAIの利用を禁止すれば安心ですか?

A 全面禁止だけでは、かえって社員が隠れて
使う可能性があります。

便利さを知った社員に「使うな」と伝えるだけでは、
実際の利用を把握しにくくなるからです。

まずは、会社が利用を認めるAIを決め、
入力してよい情報と、入力してはいけない情報を
明確にするとよいでしょう。

特に、会社の秘密、顧客の個人情報、
未発表の人事情報などは入力しないことが大切です。

Q AIが作った文章なら、そのまま使えますか?

A 必ず人が内容を確かめる必要があります。

AIは自然で読みやすい文章を作りますが、
実在しない事実や、誤った数字を、
もっともらしく示すことがあります。

このような誤りに気づかず、提案書や会社案内に
使えば、会社の信用を損ないかねません。

数字、固有名詞、制度の内容などは、
担当者が別の方法で確かめる。

そして、最終判断と責任は人が持つ。

この視点が大切です。

また、AIの進化によって、詐欺メールも
以前より自然な日本語になっています。

社長や取引先になりすまし、
振込や送金を急がせる手口もあります。

文章に違和感がないから本物とは限りません。

Q うちは小さな会社なので、狙われませんよね?

A 会社の規模だけで安全とはいえません。

大企業へ直接侵入する代わりに、取引先や
業務委託先の中小企業を足掛かりにする攻撃が
あります。

取引先から、AIの利用ルールや情報管理、
事故発生時の連絡体制について、
確認を求められる場面も増えるでしょう。

「ITのことは業者に任せています」だけではなく、
自社が使っているサービスや管理方法を、
説明できる状態にしておくことが重要です。

ワンポイントアドバイス

まず、朝礼や社内連絡で、次の3点だけでも
全社員に伝えてみてはいかがでしょうか。

1 秘密情報や個人情報をAIに入力しない

2 AIの回答は必ず人が確かめる

3 不審なメールや誤入力はすぐ報告する

さらに、振込先の変更や高額な支払いは、
メールだけで決めず、電話など別の方法で
本人に確認すると安心です。

AIは、正しく使えば中小企業の心強い味方です。

大切なのは、便利だから自由に使わせることでも、
危険だから一律に禁止することでもありません。

何に使い、何を入力せず、誰が確認するのか。

この3点を社内で一度話し合うことが、
会社と社員、そして取引先を守る第一歩になります。

自社ではすでに誰が、どのAIを、
どのように使っているでしょうか。

まずはそこから、確認してみませんか。

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【本からの気づきメモ】
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■警察官の胸に小さなカメラ■

2027年度から全国の警察官に、名刺ほどの大きさの
ウエアラブルカメラが導入される予定です。

胸や頭に装着し、職務質問や交通取り締まりの様子を
記録します。警察官の職務が適正だったかを確認し、
事件が起きた場合は証拠として使うこともあります。

背景には、警察官が暴言を受けたり、現場の一部分だけを
切り取った動画がSNSに投稿されたりする問題があります。
映像が残れば、トラブルの経緯を客観的に確認できます。

試験運用では、警察官への暴行や薬物を投げ捨てる場面が
記録され、実際に事件の証拠として扱われました。

一方、個人宅では撮影を中断します。映像は専用端末に
保存され、原則として約3カ月後に消去されます。

カメラは警察官を守るだけでなく、職務を受ける市民を
守る役割もあります。撮影や映像消去のルールを守り、
適正な運用を確認する仕組みが重要になります。

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