『コップ一杯の水で爽快感? 牛乳石鹸初の家電は「洗髪機」』

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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報

「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業13年の現場経験を持つ人事労務のプロが、
中小企業の経営者・労務担当者のために語る!

発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年5月10日 Vol.5955
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5月9日は「アイスクリームの日」です。
(続きは編集後記へ)

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◆ 今月の経営者向け読み物
『コップ一杯の水で爽快感? 牛乳石鹸初の家電は「洗髪機」』
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以前、家族が入院した際に頼まれました。
「水の要らないシャンプーを買ってきて」

なにそれ? そんなのあるの? ドラッグストアに行ってみると、
確かにそれらしきものが置いてある。ドライシャンプーというらしい。
お風呂に入れないときや水が使えないときに、頭皮にスプレーして
タオルで拭き取るというもの。差し入れたものの、
家族が使ったのは一度だけでした。理由は「スーッとするだけで、
さっぱりしなかったから」だそうです。入院中は、頭が痒くて
大変だったと言います。

もし、当時こんな製品があったなら――。
牛乳石鹸が8月に発売する「ポータブル洗髪デバイスセット
SUSUGU(ススグ)」です。皮脂や汚れを浮かせる「ススグ
ミストシャンプー」と、ブラシからミストを噴射する「ススグ
ミストブラシ」がセットになっています。

ミストシャンプーを頭皮に吹きかけて全体に馴染ませ、
ミストブラシで髪をかき分けながら、地肌に直接水を吹きかける。
「すすぐ」ことができるため、とてもさっぱりします。
室内でも、水の少ない環境でも使用可能です。

開発のきっかけは、被災者へのインタビューでした。
水が貴重な被災地では、体を洗うこと自体が難しい。特に頭皮は
痒みや不快感が出やすい。そこで、牛乳石鹸は「コップ一杯の水で
爽快な洗髪を提供する」をコンセプトに、製品開発を始めました。

「爽快感を得るには何が必要か?」を探る中で、
「頭皮に水が当たると爽快に感じる」との結論に至ります。

では、それにはどんな器具が必要か?
百均やホームセンターで使えそうなものを探すも難航。
ドレッシングボトルやペット用給水器も試すが不十分。
最終的なヒントは、江戸時代の洗髪法にありました。
「クシで髪をときながら洗う」手法を応用します。

クシではなくブラシを、さらにその根元から水を噴射。
自社で専用シャンプーも開発。こうして生まれたのが、
創業初の家電「ススグミストブラシ」と、115年の処方技術が
凝縮された洗浄剤「ススグ ミストシャンプー」です。

開発で最も苦労したのは「顧客視点」に立つこと。
スタッフは被災者の体感を知るため、頭を5日間洗わず過ごしたそうです。

ちなみに、ダイソンがヘアドライヤーを開発した際、
創業者のジェームズ・ダイソン氏とエンジニアたちは髪を伸ばしました。
極秘プロジェクトゆえ、その理由を家族にも明かせなかったとか。

顧客視点を得るには、やれることはすべてやる。
この姿勢があってこそ、本当に役立つ製品が生まれるのでしょう。

「SUSUGU」は、被災地はもちろん、水の少ない中東や北アフリカでも
活躍が期待されます。さらには、宇宙での使用も――。
NASAが公開した国際宇宙ステーションの「超節水型洗髪法」は、
SUSUGUの使い方に酷似しているそうです。

夢が広がる、牛乳石鹸初の家電。今後の展開が楽しみです。

(執筆:関谷中小企業診断士事務所 関谷 信之)

【中川コメント】
本日の記事は、弊社が有料会員となっている
「中小企業福祉事業団」より提供された情報を転載しました。

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編集後記

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5月9日は「アイスクリームの日」です。

1964年に日本アイスクリーム協会が、アイスの普及と販売促進を目的に
制定しました。今やコーンに乗せて食べるスタイルは一般的ですが、
その起源は1904年、米セントルイスの万国博覧会。

当時は紙皿で提供されていましたが、ある日紙皿が足りなくなり、
隣のワッフル屋が焼き立てを円錐形に巻いて代用。
このアイデアが評判を呼び、今日の「アイスコーン」につながったと
言われています。

毎年5月9日には、全国各地で関連イベントが行われています。
この由来に思いを馳せながら、今月はアイスクリームを味わってみては
いかがでしょうか。

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