◆ 今月の経営者向け読み物 『なぜ「あの人」はいつも自信満々なのか?』
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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者のために語る!
発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年7月13日 Vol.6019
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■優柔不断は最悪である■
(続きは編集後記へ)
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◆ 今月の経営者向け読み物
『なぜ「あの人」はいつも自信満々なのか?』
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「おはようございます」
無愛想だった隣の娘さんが、朝の挨拶をしてくれる。
「何階ですか?」。エレベーターで乗り合わせた女性が、フロ
アを聞いてくれる。「お疲れさまでした」。怖かったクライア
ントの社長さんが、笑顔で労ってくれる。
突然、周りの人たちが親切になりました。なぜだろう?
妻に話すと、
「スーツ着てるからじゃないの?」
なるほど! 確かに、お役所関連の仕事をいただいた昨年以降、
スーツを着るようになりました。それまで身に付けていたのは、
(清潔とはいえ)くたびれたポロシャツ、くすんだスニーカー、
そして安価なデジタル時計。「オフィスカジュアル」……とい
うよりむしろ「冴えないおっさん風」だったのだそう(妻談)。
お役所仕事をいただいて以降は、アイロンがけしたワイシャツ、
磨いた革靴、3針のアナログ時計、そして、パリッとしたスーツ。
たかがスーツでそんなに変わる?いや、されどスーツ。効果は
絶大です。
スーツを着ることで、「普通」の人に見える(少なくとも不審
者には見えない)。だから、周囲の人が丁寧な対応をしてくれ
る。その結果、
→私:自己肯定感が高まる
→私:丁寧な対応を返す
→周囲の人:私を丁寧な人として認知する
→周囲の人:私に丁寧な対応をしてくれる
(以下繰り返し)
というサイクルが、私の周辺で生まれたらしい。妻によると
「最近は、言葉遣いまで丁寧になっている」とのこと。
“人は期待されると、その期待に沿った成果を出そうとする。
(教育心理学者ロバート・ローゼンタール)”
という「ピグマリオン効果」が、まさか我が身に起きるとは。
この先、大事な取引のときはもちろん、なるべく普段もスーツ
を着ようかと思っています。
もちろん反論もあるでしょう。
「今どき、スーツなんて」
おっしゃる通りです。総務省の家計調査によると、スーツ(背
広服)の年間支出額は、ピークだった1991年の1万9000円から、
4000~5000円台へと、およそ4分の1にまで減少しています。
「だからこそ」です。スーツを着る人が減った今だからこそ、
スーツを着ることが差別化になる。スーツを着ることで、より
信用度が高まる。より仕事ができそうに見える。そんな効果が
期待できるのです。
「外見よりも実力」
ごもっともです。努力して実力を高める。理想的です。
けれど、実力がつくには時間がかかる。対して、スーツには即
効性があります。着た瞬間から見映えが変わる。見映えが変わ
ると、相手の対応も変わる。タイパが非常に高いのです。
「窮屈」「暑い」
わかります。カジュアルに慣れると、スーツは窮屈に感じます
よね。けれど、ビジネスにおいて重要なのは、「自分がどう感
じるか」ではなく
「相手がどう受け取るか」
ではないでしょうか。米国FRBのパウエル議長は、いつも「紫」
のネクタイをしているのだそう。「赤」の共和党、「青」の民
主党、どちら寄りでもなく「中立である」と受け取ってほしい
からです。
そして、赤いネクタイを愛用する「あの人」もこう言っています。
“私がいつもスーツを着るのは、自信を得るための最上の方法
であるからだ。スーツを着ることは、自分自身と周囲の人々を
尊重していることを示すサインでもある。
(ドナルド・J・トランプ)”
自信が得られる。相手へのリスペクトになる。しかも、お金は
さほどかからない。今回、私が買ったスーツ類は、ワイシャツ
・腕時計を含めて数万円。安価で見映えも良く、しかも快適
(涼しい)なスーツが増えているのです。
勝負所で「スーツ」。今こそ試してみてはいかがでしょうか。
(執筆 関谷中小企業診断士事務所 関谷 信之)
本日の記事は弊社が有料会員となっている「中小企業福祉事業団」が
提供する情報を転載しました。
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編集後記
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■優柔不断は最悪である■
行動を思い描くだけでは何も始まりません。
どんな行動にも、必ず何らかの要素が伴います。
そのためには、特許を申請するか中断するかなど、
検討と決断が常に必要となるのです。
すべてを曖昧なままにしていると、状況は何も
変わらず停滞し続けてしまいます。
「とにかくやってみる」ではなく、事前にしっかり
検討し、そのうえで行動を選択するべきなのです。
出典:『アランの幸福論』(ディスカバー刊)
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