■最低賃金アップでパートが減る?「106万円の壁」■

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発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年8月4日 Vol.6039
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■縁起をかついで変化した「箸」の漢字表記■
(続きは編集後記で)

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■最低賃金アップでパートが減る?「106万円の壁」■

「最近、パートさんが“これ以上は働けません”と…」
そんな声が飲食店やサービス業から聞こえてきます。

背景にあるのが「106万円の壁」です。

この壁を越えると、社会保険料の負担が発生します。
たとえば、夫の扶養に入っているパート主婦は、
年収が106万円を超えると、扶養から外れて
厚生年金や健康保険への加入が必要になります。

その結果、「手取りが減る」と感じた方が、
働く時間をセーブする動きが起きているのです。

つまり、最低賃金が上がるほど、逆に
パートさんの労働時間が減る傾向があります。

たとえば、最低賃金が1,055円→1,118円に上がると、
月80時間勤務でも年収が106万円を超える可能性が。
(1118円×80時間×12か月=107万3千円)

これは、時給が上がることで月収も自然に増え、
結果として年収が壁を越えてしまうからです。

福島県では、実際に飲食業で人手不足が加速しました。
「働きたいのに、働けない」…そんな声が各地で広がっています。

中小企業にとって、これは見過ごせない問題です。
人手不足に拍車がかかる前に、早めの対策が重要です。

●年収見込みを本人と共有し、働き方の相談を
●繁閑に応じた時給調整やボーナス支給の工夫も

制度改正も議論されていますが、実施はまだ先。
今できる工夫から始めることが、人材確保につながります。

「もしかしてうちも…」と思ったら、まず行動を。
今年の時給改定前に、年収シミュレーションをしてみましょう。

※本日の記事は、日経新聞2025年8月2日付記事を参考にしました。

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編集後記
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■縁起をかついで変化した「箸」の漢字表記■

中国語で「箸」は「チュウ」と発音しますが、
これは「停まる」を意味する「住」と同音です。
船が主な交通手段だった南方中国では、
「停滞」を連想させるこの音が忌まれ、
「竹かんむり+快」と書いて「クヮィ」と
読ませる漢字が生まれました(「快」は速さの意)。
これは「ヨシ」「あたりめ」など日本の言い換えと
同様の、縁起を担ぐ表現の一例です。

(出典:日本経済新聞 2025年8月2日付 朝刊記事より)

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