■ハラスメント相談 対応でやってはいけないこと■

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「労務管理は王道こそ最善」
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発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年10月14日 Vol.6120
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■デジタル化が心を変える?■
(続きは編集後記で)

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■ハラスメント相談 対応でやってはいけないこと■

ハラスメント相談があった際、焦って対応を誤ると、
被害者・加害者の双方に不信感を与える結果となります。
ここでは、やってはいけない対応と望ましい対応を
整理してご紹介します。

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【1】相談を放置する、後回しにする

相談を受けたら、まずは事実確認の前に「話を聞く姿勢」
を見せることが重要です。
忙しさを理由に放置したり、後日まとめて聞こうとすると、
相談者は「軽視された」と感じ、不信感が強まります。

<まずい理由>
・二次被害の深刻化:対応が遅れることで、
ハラスメントが拡大・長期化する可能性があります。
・法的リスクの増大:放置は「使用者責任」や
安全配慮義務違反に発展するおそれがあります。

<望ましい対応>
・相談者に「お話を伺います」と即時に応じる。
・対応方針や今後の流れを簡潔に説明し、不安を和らげる。

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【2】相談内容を軽視する

「そのくらいのことはよくある」「気にしすぎでは」など、
内容を軽く受け止める発言は厳禁です。
相談者は真剣な気持ちで訴えているため、軽視されると
会社への信頼を失います。

<まずい理由>
・心理的ダメージを深め、離職・労災申請につながる恐れ。
・企業文化として「相談しても無駄」という風潮が生まれる。

<望ましい対応>
・相談内容を丁寧に聞き取り、感情面にも配慮する。
・「確認のうえ、対応を検討します」と前向きに伝える。

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【3】相談者を責める言動

「なぜ早く相談しなかったのか」「あなたにも原因がある」
といった言葉は絶対に避けましょう。
相談者を責める姿勢は、二次被害を引き起こします。

<NG例>
・「そんなことで相談するの?」
・「指導されたのは、あなたの態度に問題があったから」
・「なぜもっと早く言わなかったの?」

<望ましい対応>
・「つらい思いをされたのですね」と共感を示す。
・業務上の要因が疑われる場合は、早期に関係者へ
事実確認を行い、適切に報告・共有する。

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ハラスメント相談対応で重要なのは、「迅速・丁寧・中立」。
相談者の話を受け止め、早期に信頼を回復させることが、
最終的に会社を守る最善の対応です。

(中川コメント)
本日の記事はビジネスガイド2025年11月号
弁護士 岸田 鑑彦(杜若経営法律事務所)著の記事を参考にしました。

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編集後記
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■デジタル化が心を変える?■

2018年、米国精神医学会で話題となったのは、
「デジタル化が人の心にどんな影響を与えているか」
というテーマでした。
スマホやSNSの普及により、常に情報にさらされる私たち。
その結果、集中力の低下や睡眠の質の悪化が指摘されて
います。

研究者たちは「便利さの裏で、心のバランスを崩すリスク」
を懸念しています。
テクノロジーは人を豊かにも、孤立させることもある。
デジタル社会を生きる上で、心のメンテナンスがますます
大切になりそうです。

出典:『スマホ脳』アンディシュ・ハンセン著

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