■有給休暇の「8割出勤」って何を数えるのか■

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発行責任者：有限会社中川式賃金研究所　中川清徳
2025年12月8日　Vol.6175
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■嫌いと言わず「それもいいけどこっちもいいよ」■
（続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ）

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■有給休暇の「8割出勤」って何を数えるのか■

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現場では「この人は8割出勤に達しているのか」
と確認するとき、どこまでを出勤日として数えるのか
迷うことがありますよね。特に欠勤や遅刻、振替休日が
入り混じると、判断に自信が持てなくなるものです。

ある会社でも、休んだ日をどこまで数えるべきか悩み、
「出勤率が足りないから有給は付与できない」と言い
にくい状況が続いていました。誤った判断は社員との
関係に影響するため、できれば避けたいところです。

出勤率の計算では、実は「全労働日」の考え方が基本に
なります。会社がその人に働くよう定めていた日だけを
母数に入れ、休日や年末年始は含めません。また病気や
育児など、やむを得ない事情で休んだ日は「出勤扱い」
となるケースもあり、正しく理解しておくことが大切です。

複雑に見えますが、一度整理してしまえば迷いは消えま
すし、公平な運用にもつながります。社員にとっても納得
しやすく、職場の安心感にもつながります。

まずは自社の出勤管理が正しく整理されているか、確認
してみてください。

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【本からの気づきメモ】
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■嫌いと言わず「それもいいけどこっちもいいよ」■

自分の好きな物や食べ物について話している時に相手から
嫌いと否定されると、何だか面白くないものです。例えば、
料理の好みを語り合う場面では、相手の否定が続くほど、
話す側は自分の価値を否定されているように感じやすくな
ります。食事の場では特にその傾向が強く、好みの違いが
そのまま相手への不満に変わってしまう事もあります。自
分の好きな物を否定されると、人は思いのほか心が揺れる
もので、そこから小さな衝突が生まれる事もあるようです。
そんな時は、嫌いと言い切るのではなく「それもいいけど、
こちらも面白いよ」と勧める方が、相手も心地よく会話が
続けられるのだといいます。人の好みは様々で、違いを楽
しむ姿勢が食事の時間を豊かにしてくれるのかもしれませ
ん。

出典：『人間関係大事典』（青春出版社刊）

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