【退職】親の連絡で退職扱いにしてもめている
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11月に鹿児島でセミナーを開催します
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久しぶりに東京を離れてセミナーを開催します。
11月は鹿児島市内で開催します。
東京のセミナー参加をあきらめていらっしゃった方はご検討ください。
鹿児島市での次回の開催の予定はありません。
1.就業規則 →http://nakagawa-consul.com/000005.html
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳 2011年9月28日号 VOL.910
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ナポリタンはアメリカ生まれです。
(続きは編集後記で)
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【退職】親の連絡で退職扱いにしてもめている
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中川 こんにちは。
社長 こんにちは。
20代のAさんのことで相談です。
中川:はい、何でしょう?
社長:Aさんはうつ病と診断され休職しています。
Aさんの両親から手紙でAさんを退職させたいという
連絡がありました。
中川:本人の承諾はもらっているのでしょうか?
社長:退職は本人の意思であると書いてありました。
それで後任を採用しました。
ところが、Aさんが突然会社に現れ「退職は自分の意思ではない」
と言いだし、退職つもりはないとのことです。
どうしたらいいですか?
中川:それは退職手続きのミスです。
Aさんは成人ですから、会社との契約はAさんがすることです。
両親にその権利はありません。
社長:そう言われればそうですが、手紙には本人の意思と
書いてあります。
信用するでしょう。
中川:状況的にはそうでしょう。
しかし、本人の退職願をとってから採用活動をすべきでした。
Aさんの意思として退職願をもらうべきでした。
社長:そうは言ってもすでに後任を採用しています。
余分な雇用をする余裕はありません。
中川:経営の問題と雇用問題を混同するともめるもとです。
Aさんが退職の意思がないと言っている以上
解雇することはできません。
解雇できるとすると休職規程に基づき、期間満了までに
復職できなかった場合です。
社長:Aさんはあと1ヶ月で期間満了になります。
それまでには職場復帰ができると言っています。
確かに、症状は改善しているように感じました。
中川:難しくなりましたね。
社長:何か解決策はありませんか?
中川:Aさんと話し合うことですね。
その前に医師と面談したらと思います。
もちろん、Aさんの了解を得てですが。
その結果によりますので何とも言えませんが、
退職について同意を得るようなことが考えられます。
社長:そうですね。
うつ病は再発する可能性が高いと言われていますし。
中川:可能性だけで説得はムリです。
慎重に話してください。
それでAさんが退職について同意してくれれば
退職願をもらうことです。
ムリヤリに退職に追い込むことはしないように。
社長:困りました。
中川:きちんと退職願をもらうことです。
本人の意思を書面で確認してから後任探しをしましょう。
社長:いい経験となりました。
(中川コメント)
退職は契約の終了を意味する重要なことです。
法的には労働契約を結んでいるのです。
契約の終了を意味する退職願をもらいましょう。
今日はここまで。では、またあした。
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ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています
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■ 60歳以上の賃金の決め方をほとんどの会社が間違っています
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60歳以降の賃金は、年金と合わせて決めなければなりません。
現役時代の給料の70%とか80%とかいう決め方はご本人も会社も損をします。
→ http://nakagawa-consul.com/000051.html
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編集後記
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ナポリタンはアメリカ生まれです。
本場のナポリには存在しません。
カンパニア州やシチリア島の人々がアメリカに渡り、彼らにより
乾燥パスタとトマトソースがもたらされました。
しかし、アメリカで都合良くアレンジされました。
アルデンテ(麺が完全に茹で上がらずに麺の中心が髪の毛の細さ程度の芯
を残して茹であげることをいう)にゆであげるべき麺は、茹で置きされて
のびのびになり、ボリュームを出すためにソーセージやハムが加えられ
トマトソースの代わりにケチャップが用いられました。
このアメリカ方式が日本に伝えられ、ナポリタンと命名されました。
(話題のツボをおさえる本より)
では、また明日お会いしましょう!!
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