【通勤費】虚偽の申告で過払いをしていた

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    11月に鹿児島でセミナーを開催します      
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11月は鹿児島市内で開催します。
東京のセミナー参加をあきらめていらっしゃった方はご検討ください。
鹿児島市での次回の開催の予定はありません。

1.就業規則  → http://nakagawa-consul.com/000005.html
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4.賃金制度  → http://nakagawa-consul.com/000002.html

 

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2011年11月10日号   VOL.951
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味噌汁はいつ頃から飲まれているのか?

(続きは編集後記で)

 

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 【通勤費】虚偽の申告で過払いをしていた
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中川 こんにちは。

社長 こんにちは。
   A君には困ったものです。

中川:何がありましたか?

社長:通勤費の申請がウソだったのです。

中川:といいますと?

社長:申請はバス通勤です。
   実際はバイクで通勤していました。

中川:はい。

社長:バス通勤ですと1万円くらいの通勤費になります。
   しかし、バイクの場合は3000円程度です。

中川:どのくらいウソをついていたのですか?

社長:3年間です。

中川:3年間も。
   会社は気づかなかったのですか?

社長:別の場所の勤務だったので気づくのが遅くなりました。
   で、過払い分を返還してもらいたいのですが、
   当然返還請求ができますよね?
   それとも労基法では過払いは経営者の責任だから
   泣き寝入りしろと書いてあるのでしょうか?

中川:法律に「泣き寝入りをしろ」と書いてあったらおもしろいですね。
   もちろん、そのようなことは書いてありません。

社長:では、過払い請求できますね?

中川:できます。

社長:で、3年間ですから252千円(7千円×12月×3年)となります。

中川:あのう、賃金の債権債務の時効は2年間ですから2年分が限度です。

社長:あのう、賃金ではなく通勤費ですよ。

中川:でも、賃金規程に支給基準が明記してありますので
   支払が約束されています。
   その場合は賃金となります。

社長:そうですか。
   では、2年分で168千円(7千円×12月×2年)ですね。

中川:そうですね。
   どうやって返還してもらいますか?

社長:A君は全額を一度に返還するのはできないと思います。

中川:給料が安いからですか?

社長:そんな言われ方をされたくありません。
   これでも結構給料を出している方だと思っています。
   でも、A君はそんな貯金があるとは思えません。
   そんな場合はどうすれば良いですか?

中川:給料で相殺する方法があります。

社長:でも168千円も天引きすると生活に困ると思います。

中川:そうですね。
   A君との話し合いになりますが、毎月1万円とか2万円とか
   を天引きする方法がいいでしょうね。

社長:天引きは法律違反になりませんね?

中川:微妙です。
   裁判では2~3ヶ月以内に天引きした場合はOKですが、
   3~5ヶ月後の天引きした場合はダメだと
   言っています。

社長:へえ、裁判で争われているのですか。
   世の中いろいろなことがあるのですね。

中川:A君は反省しているようなので裁判沙汰になることは
   ないと思います。
   しかし、A君の同意を得ておきましょう。

社長:わかりました。

(中川コメント)

賃金の過払いがあった場合は返還請求ができます。
一度に返還してもらうこともできますが、それができない場合は
給料から天引きすることもできます。
ただし、本人の生活に支障がない範囲内で行いましょう。
それから本人の同意を得ることが大切です。
同意書をもらうのが良いでしょう。

今日はここまで。では、またあした。

 

 

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1.社員と、もめごとを起こさない予防策が織り込んであること
2.問題社員に「ビシ!」と言える作り方をしていること
3.権利ばかり主張する自分勝手社員に毅然とした態度ができること
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    編集後記      
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味噌汁はいつ頃から飲まれているのか?

熱々の味噌汁を口にすると、「やっぱり
日本人だなア」としみじみするものだ。で
は、日本人はいつ頃から、味噌汁を飲んで
きたのだろう?
味噌を使った汁物がつくられるように
なったのは、戦国時代のこととみられる。
「汁張講」という集まりで、野菜や魚をい
れた味噌汁の鍋を囲みながら、武士たちは
語りあったという。
豆腐にネギ、きのこ汁など、味噌汁のパ
リエーションが増えたのは、江戸時代に
なってからのことだ。

(話題のツボをおさえる本より)

では、また明日お会いしましょう!!

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