【通勤手当】自転車通勤の場合は?

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2012年1月5日号   VOL.1008
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マ力口ニの穴はどうやって開けるのでしょう。

(続きは編集後記で)

 

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 【通勤手当】自転車通勤の場合は?
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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   自転車通勤の通勤手当はどうしたらいいですか?

中川:どうしていますか?

社長:当社では自転車通勤は払っていません。

中川:どうして質問をするのですか?

社長:自転車置き場の問題があります。
   A君は自宅から駅まで自転車です。
   有料の駐輪場に置いているのです。
   それで、本人から自転車の通勤手当も支給して欲しいと言うのです。

中川:で、社長はどうお考えですか?

社長:たしかに一理あると思います。
   でも、自転車通勤はマイカー通勤とは違ってほとんど経費がかからない
   ので対象外としてきました。
   しかし、駅前の駐輪は規制が厳しくなっていますし、時代の流れか
   である程度通勤手当を支給するのがいいかと感じています。

中川:通勤手当は支給しなくても違法ではないのはご存じですか?

社長:違法かどうかは考えたことがありません。
   通勤手当を支給するのは当たり前だと思っていました。
   他社も支給しているでしょう?

中川:そうですね。
   通勤手当を支給していない会社は珍しいですからね。
   でも、法律では通勤手当を支給しなければならないとは
   どこにも書いてありません。
   だから、支給するかしないか、支給するとしても
   どのような基準で支給するかは事業主が自由に決定できます。

社長:では、自転車通勤の場合は通勤手当を支給しないことで
   押し通して良いですね?

中川:それは社長のお考えです。
   ただし、公平ということを念頭に置きましょうね。

社長:公平ですか?

中川:たとえば、自転車通勤の人は気候や体調によっては
   公共の交通機関を利用しますよね。
   たとえば、夜に飲み会が予定されている場合は
   他の手段で通勤する可能性もあります。

   頻度は少ないと思いますが、通勤のための費用が
   実際に発生しています。

社長:なるほど。
   無視できないですね。

中川:それを無視することもできます。
   会社が自転車通勤を推奨しているわけではありませんから。

社長:そうですね。
   自転車通勤をするかどうかは本人の選択ですからね。
   どうしたらいいですか?

中川:自転車通勤は対象外とするのが一つの案です。
   もう一つは、自転車の駐輪代や天候等により
   別の交通手段を利用する可能性があるので
   少額の通勤手当を支給する案です。

社長:なるほど。
   中川さんはどのように考えますか?

中川:案2をお勧めします。

社長:その理由は何ですか?

中川:もし、自転車通勤では通勤手当がもらえないので
   公共の交通機関を利用してい通勤していると
   ウソをつく可能性があります。
   そのような不正行為を防止するためです。

社長:なるほど。
   

(中川コメント)

自転車通勤の場合は通勤手当の支給をしていない会社がほとんどです。
それでも良いのですが、公平性、通勤手当の不正受給の観点から
再検討しましょう。
その結果、支給しないことも選択です。

 

今日はここまで。では、またあした。

 

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    編集後記      
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マ力口ニの穴はどうやって開けるのでしょう。

全日本マカロニ協会と日本製粉に聞きました。マカロニは短いパスタの総称で、
長いのがスパゲティです。
パスタの作り方は共通で、デユラム・セモリナと呼ばれる小麦粉に水を加えて
こねた後、押し出し成型機から、高圧で押し出します。
鋳型(ダイス)によっていろんな形にします。
穴の聞いたマカロニは鋳型が「二重の輪」の形になっており、二つの輪の間を
抜けてマカロニができます。内側の輪は宙に浮いているわけではなく、外の輪
と一か所でつながっています。このためマカロニの輪も一か所切れて出てきま
すが、高圧で押し出していますので、通り抜けたあと、すぐくっついて輪が
完成するそうです。

パスタ料理は十七世紀半ばごろイタリアから世界に広がり始めましたが、日本
に伝わったのは明治中ごろの1895年(明治28)で1955年(昭和30)以
降、工場での大量生産が始まりました。

(雑学特ダネ新聞 より)

では、また明日お会いしましょう!!

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