【通勤費】ガソリンが高騰しているが

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2013年8月21日号   VOL.1603
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[ドラッカーの名言|会社と社員が両方成長する必要性]

(続きは編集後記で)

 

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【通勤費】ガソリンが高騰しているが

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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   ガソリンが高騰していますね。

中川:困ったものです。

社長:私も通勤費のことで困っています。

中川:どんなことですか?

社長:ガソリンが上がっているのだから通勤費を上げて欲しいと
   従業員から言われるのです。

中川:下がったときは?

社長:下げて欲しいと言われたことがありません。

中川:そうでしょうね。

社長:そうでしょうねとおさまっている場合ではありません。
   どうしたらいいですか?

中川:簡単です。
   ガソリン価格の上下に応じて通勤費を上下させればいいのです。

社長:どのようにして?

中川:マイカー通勤の場合は距離で計算して通勤費を算出する方法に
   します。
   そして燃費を設定して、ガソリン単価を乗じます。

社長:軽油の場合は?

中川:そこまで細かく設定するのはめんどうですから一般的に使用さ
   れるガソリンを前提にすればいいでしょう。

社長:で、ガソリン単価が変動するたびに、その都度通勤費を
   計算し直すのは大変です。

中川:そうですね。
   設定したガソリン単価より5円/リットル以上の上下があった場合
   に計算をし直すことが良いでしょう。
   5円以上の変化は大きいですから。

社長:なるほど。

   

(中川コメント)

 マイカー通勤のガソリン単価は5円/リットル以上の変動があった場合は
見直すというルールを決めれば良いでしょう。
 通勤手当は労働保険(労災・雇用)と社会保険(健保・厚年)の保険料の
対象となります。通勤手当の見直しをすれば人件費が削減できる可能性が
あります。

 あなたの会社は通勤手当の支給基準を非課税扱いを基準にしていませんか?
ひょっとしたらムダな人件費となっているかも...。

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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[ドラッカーの名言|会社と社員が両方成長する必要性]

 急成長会社では、無能な者が要職にいる。会社の成長についていけな
かった人々である。
 

では、また明日お会いしましょう!!

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