【労災】復職後の仕事が過重であった

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2014年4月9日号   VOL.1846
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最近のテレピはなぜ横長になった?

(続きは編集後記で)

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 【労災】復職後の仕事が過重であった

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 ニューメディア総研事件(福岡地裁平成24年10月11日判決) は、女性
SEが自殺未遂後に休職し、本人の申し出により復職したものの、その直後
に心疾患で死亡した事件。

 死亡と業務との因果関係及び会社の安全配慮義務違反が認められ、過失
相殺なしの約6200万円の支払いが命じられた。

 本件のように、いったん体調を崩して休職した従業員を復帰させるとき
は特に慎重な配慮が必要になる。会社は、業務の量・内容等が過重になら
ないような措置を具体的に講じなければならないといえる。

(以上 労働基準広報1813号より引用)

   
(中川コメント)

 システム改修にともない残業時間が約128時間/月と急増する、徹夜作業を
するなどをしたが、手順に誤りがありその対応でさらに労働時間が増加しま
した。

 責任を感じ、ついに自宅で自殺未遂まで起こしました。

その後、医師の診察を受け実家に帰省していたが、本人が1日も早く職場に
復帰したいと再三求めました。それを受けて別のプロジェクトチームに復帰
しました。

 復帰後3日間は午前8時半に出勤して午後9時過ぎまで勤務し、翌日滞在し
ているホテルで死亡しました。死亡原因は致死性不整脈による心停止でした。

 本人が職場復帰を強く望んだとしても、自殺未遂をしている従業員を
復帰後に長時間労働をさせたのは会社に100%責任がある(過失相殺なし)
という判決でした。

 あなたの会社は長時間労働を放置していませんか?

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    編集後記      
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最近のテレピはなぜ横長になった?

 ブラウン管テレビの横と縦の比率が「四対三」だったのに対し、新しいテ
レビの比率は「一六対九」である。
いったいなぜ、こんな中途半端な比率が採用されたのだろうか。

 元々、ブラウン管テレビの比率が四対三だったのは、カメラのフィルムの
縦横比率(アスペクト比)を参考にしていたからだ。

 ところが、NHKが一九六四年から高精細テレビ-いわゆるハイビジョンの研
究をはじめたところ、人聞がもっとも視聴しやすい画面のアスペクト比は四
対三ではなく、「五対三だという結果が出た。さらに、画面が大きくなれば
なるほど横長の画面を好む傾向が強くなったという。

 しかし、当時はブラウン管テレビに五対三の比率が採用されることはなか
った。

 では、最近の新しいテレビでも五対三とせず、一六対九に落ち着いているの
はなぜか。

 これは、映画をテレビで観たときのことを考慮したためである。映画フィル
ムの比率は五対三とほぼ同じ「一・六六対一に加え、「一・八五対一」という
ものがある。一・八五対一では、五対三の比率よりも横長のため、テレビで映
画を観ると上下に黒い帯ができてしまう。

 そこで映画フィルムの比率にも近く、人間にとって理想的な五対三にも近い
比率の一六対九の画面サイズが誕生したわけだ。

 では、パソコンの両面もこれまで四対三のものが主流だったが、テレビのよ
うに今後大きく変わっていくことはあるのだろうか。

 某パソコンメーカーによれば、パソコンの場合は、映画やテレビの観賞より
も、文字入力などの作業やインターネットの閲覧がメインになるので、四対三
のサイズからガラリと変わることはないという。
それでも最近では、パソコンでテレビ番組を視聴するケースもあるため、六対
九のタイプも増えてきているというのが実情のようだ。

(雑学裏事情おもしろ事典 より 王様文庫発行)

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