【労働時間】時間の把握はどうするのか?

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2014年5月30日号   VOL.1898
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映画の字幕になぜ「変な書体」が使われる?

(続きは編集後記で)

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 【労働時間】時間の把握はどうするのか?

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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   当社はタイムカードを使っていますが、最近はICカードが
   流行しているようですね。
   ICカードに変更したほうがいいのでしょうか?

中川:ICカードもタイムカードとたいした違いはありません。
   大企業の場合は、部屋ごとにICカードをかざさないと入室が
   できない仕組みになっていることが多いです。
   それで、ついでに出退勤の記録もICカードで記録しています。
   タイムカードが不要なので場所もとらないし、カード購入費も
   不要になります。
   その記録が人事部につながっているので賃金計算も
   それを元に行います。コストダウンになっています。

社長:そうですか。
   首からカードをぶら下げている人が多くなったのは
   ICカードなのですね。

中川:そうですね。身分証明も兼ねますので便利ですね。

社長:うーん。当社はそんなことは不要ですね。
   タイムカードでいいです。

中川:そうですね。
   ところで、厚生労働省が発表している労働時間の把握の基準は2つです。

   1.使用者が現認する
   2.タイムカードまたはICカード

社長:へえ、そうなんですか。
   ところで、現認とはなんですか?

中川:現場で確認をするので現認です。

社長:え?
   出退勤を現場で確認するというイメージが湧かないのですが。

中川:従業員の出退勤を経営者や管理者が自分の目で確認するのです。
   
社長:ああ、上司が何時に出勤した、何時に退勤したと確認すること
   ですか。上司がタイムレコーダーの身代わりですね。
   そんなことをやってられません。
   やはりタイムカードが一番いいですね。

中川:タイムカードの弱点は実際の出退勤と実労働時間に差が
   生じることです。
   たとえば9時出勤であっても打刻は8時45分とか。

社長:それは当然でしょう。

中川:しかし、その差が残業代だと主張されて払わされている事例が
   少なくないのです。

社長:へえ、そんな理不尽な。

中川:退職した営業マンがタイムカードをコピーして労基署に
   残業代を払ってもらっていないと訴えることがよくあります。
   記録が残っているので抗弁が難しいのです。
   労基署は労働者の味方ですし。

社長:うーん。
   どうしたらいいですか?

中川:それらの対策の一つが現認です。
   現認をしてその出退勤時間を記録すれば差が生じません。
   だから残業未払いでもめることが少なくなります。

社長:へえ、それは検討の価値がありますね。
   記録の方法はどうしたらいいですか?

中川:メルマガでは説明に限界があります。
   宣伝となり恐縮ですが弊社のセミナーに参加されれば
   ひな形をお見せできます。

社長:そのセミナーはいつあるのですか?

中川:下記のHPで確認、お申し込みください。

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社長:実務担当がいいですか?

中川:経営者向けのセミナーです。
   経営者がいいです。
   もちろん、実務担当者も役立ちますが
   実務的なことはあまり触れていません。
   一番いいのは社長と担当者の2人が参加することです。

   お待ちしています。

(中川コメント)

労働時間の把握はタイムカードだけに頼るのは賃金未払い問題が
生じやすいので現認を推奨しています。
詳しくはセミナーでお話しします。
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    ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています      
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ご質問をお待ちしています。下記の様式でご質問ください。
なお、必ずしも回答するとは限らないことをご承知ください。

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ご感想、ご意見をお待ちしています。この様式で質問をされた場合は
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    編集後記      
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映画の字幕になぜ「変な書体」が使われる?

 映画館で目にする字幕は、なんとも趣のある独特の文字が使われている。
テレビで表示されるテロップはもちろん、DVDの映画字幕でもあの味わいの
ある文字にはお目にかかれない。

 それもそのはず、映画館の字幕は、職人の手書き文字を基本にしてつく
られた特別な文字なのだ。日本の映画で手書きの字幕が使われるようになっ
たのは、戦前、日本の活字技術が進んでいなかったために、字幕を手書きで
つくることになったことがきっかけ。

 このとき、文字がつぶれて読みにくくならないように、画数を省略する工
夫がなされて、映画字幕特有のあの文字が誕生したのである。
当初から字幕を書いてきた歴代のタイトルライターの癖や、読みやすくする
工夫が織り込まれて、あのような風合いのある文字となっていった。

(雑学裏事情おもしろ事典 より 王様文庫発行)

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 監督署に聞くに聞けない問題の相談に乗ります
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 解雇とか賃金の切り下げとか微妙な問題は、労働基準監督署に聞くわけに
もいかない。だいたい、俺は忙しいのだ。本を読んでいる暇はないし、
第一、資金繰りや営業のことで頭がいっぱいでそれどころではない。
誰か、いないのか?

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